【感想・ネタバレ】天国までの49日間【スターツ出版文庫版】のレビュー

あらすじ

14歳の折原安音は、クラスメイトからのいじめを苦に飛び降り自殺を図る。死んだ直後に目覚めると、そこには天使が現れ、天国に行くか地獄に行くか、49日の間に自分で決めるように言い渡される。幽霊となった安音は、霊感の強い同級生・榊洋人の家に転がり込み、共に過ごすうちに、死んで初めて、自分の本当の想いに気づく。一方で、安音をいじめていたメンバーも次々謎の事故に巻き込まれ――。これはひとりの少女の死から始まる、心震える命の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

★読んだ日:2023年7月10日(月)

★あらすじ★
14歳の折原安音はクラスメイトからのいじめを苦に自殺した。
死んだあと、天使により四十九日は現世で幽霊として過ごして、天国に行くか、地獄に行くか選択をしろと言われ、現世に帰る。
そこで、霊感があり幽霊の見えるクラスメイト、榊洋人と関わっていく上で、安音はいろいろと気づいていき、、更にはいじめていたメンバーにも不可解な出来事が、、

★感想★
自殺した女の子の目線で進んでいくお話で、死んでからいろいろ気づいていくのだが、霊感のある榊くんと出会ったことが大きいのだと感じた。
どうなっていくのか結末が見えない中で読んでいって、いじめっ子達が悪霊によって酷い目にあわされて、彼女達の本音を知ったり、興味もないと思ってた家族がすごく安音のことを考えてて、大切だと思ってくれてるということに気づいたり、、生きてる時にアクションがあれば違ってたのかもしれないと思った。
普段から不安があったりしたら、なにかアクション起こしてみるのも大切かもしれない。

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2023年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

携帯小説大賞を受賞した櫻井千姫先生の小説。
“いじめ”をテーマに自殺してしまった少女・安音が49日間の現世での猶予を与えられて、死んだ後の世界を体感していく物語。いじめの描写がきつく読むのを止めてしまう時もありました。いじめをしていた人間達がいじめを返されるという残酷さ、そこから立ち直り、前を懸命に向こうとする人間の強さを鮮烈に、かつ力強く描いていて、そして幽霊が見える青年・榊との甘い恋模様もありとても充実した小説だと思いました。死んでしまっては何も出来ない、しかし残された人々はその思いを継ぎ悲劇を無くそうとすることはできる。そんな事を教えてくれる作品だと思いました。

この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
折原安音:宮本侑芽
天使:村瀬歩
榊洋人:内山昂輝
高村舞:潘めぐみ
熊沢有希:瀬戸麻沙美
古池里央:黒澤ともよ
小宮千尋:豊田萌絵
諏訪美琴:石見舞菜香
石川先生:杉田智和
小泉:石川界人
新藤世津子:小山茉美
新藤沙織:早見沙織 

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2024年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

キャッチコピーを書くとしたら、少女の死んだ後の想いはどうなるのか?
あまりキザなことは言えないから少しかっこ悪いね。心に残った言葉は、『あたしはもう死んじゃったけど、みんなにはこれから、長い長い人生が待ってるんだもの。あたしが言えることじゃないとは思うけど、立ち止まっているだけの時間は、もう終わりにして。それが、生きてるってことなんだから』そうだよね。立ち止まっても進むのが人生だもんね。私も時々死にたくなるときがあるけど、この話を読んで、ほんの少しだけど考えた。復讐っていうのは何も生まない。生まれるのはまたさらなる復讐なのかって考えた。まぁでもそんな深いこと考えさせるためにこの話つくったわけじゃないと思うけれど。

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2024年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いじめとはいじめられる方もいじめる方も辛いことがあるのだなと思いました。
いじめはよくない、しては駄目だと言うだけでなく、実際にいじめをなくす行動を起こすことが大切だと感じました。

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2021年09月14日

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