あらすじ
【ページ数が多いビッグボリューム版!】ぬばたまの闇の底どよもす呻き声。冥き世界にうごめく異形の者ども…。異端の考古学者・稗田礼二郎が暴きだす、触れてはならぬ…暗黒の日本史!! その圧倒的スケールで、漫画界を震撼させた空前絶後の傑作「妖怪ハンター」第一弾!! 幻のミッシング・ピース「死人帰り」も掲載!! 暗黒の邪神、深き底より…まいる。
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Posted by ブクログ
食わず嫌いをして、ずいぶんと損をしてしまった。様々なものに影響を与えていることは疑いない。
欠けたるピースを幾つも見出した心地。
1970年代にはすでに町おこし的なムーブメントはあった模様。
黒田硫黄の心の師かもしれない。
『赤い唇』
ペルソォナ。
『生命の木』
使徒が倒されたときの十字架はこれが由来か?
Posted by ブクログ
<目次>
妖怪ハンタープロローグ
黒い探究者
赤い唇
生命の木
海竜祭の夜
ヒトニグサ
闇の客人
蟻地獄
闇の中の仮面の顔
死人帰り
<内容>
諸星大二郎展を見て、また読みたくなった。たぶん最初に読んだのは大学生の頃か?「ヒトニグサ」の話から装飾古墳へ興味を持ち、歴史好きとなり、教員になってしまった(むろん、他にも梅原猛とか影響力のあった作品は多々あるが…)。
Posted by ブクログ
■妖怪ハンター プロローグ
■黒い探究者……古墳は異世界への扉。蛭子。
■赤い唇……唇が乗り移り鬼女になる。
■生命の木……★東北隠れキリシタン。生命の実を食べた「じゅすへる」は「エヴァ」の使徒だ。「じゅすへる」すなわちルシファーの子孫のためのキリストが必要なのだ。
■海竜祭の夜……安徳天皇。
■ヒトニグサ……人に似た草。
■闇の客人……★祭りで呼ばれたのは鬼だった。
■蟻地獄……★無数の「良い穴」と「悪い穴」。
■闇の中の仮面の顔……タイムスリップ→呪い。
■死人帰り……★反魂→アメノミナカヌシやエホバのような原始生命が!
古事記にも旧約聖書にも、非正統な人類以前の生き物……ヒルコ、リリス……が。
これは短編集ほぼすべてにあてはまる着想。
ラヴクラフトと民俗学の結婚ともいえる。
エヴァへの影響大。
強烈な見開きがほぼ毎話。