あらすじ
かつて夢をなくした少年と少女。
光と影は再び出会い
今までと違う“明日”を紡いでいく――
『マイガール』の佐原ミズが描く等身大の青春譚。
細く、強い――“絆”の物語。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
「じいちゃんも言ってたでしょ
目玉焼き以上にお前は私の芸術だって
お前が自分に自信を持てない分、
私が持っててやるから、
怖がらずに生きな。」
涙腺崩壊ですよ
決して完璧ではない主人公が自分の弱さと向き合いながら、もう一度立ち上がろうとする姿にグッときます。母親の目玉焼きと妹の頬の傷跡、お守りの靴の背景を知ると胸が熱くなります。
Posted by ブクログ
5巻の躍動感溢れる老婦人の表紙に惹かれてつい1巻を購入。
これはすごく当たりだった。
絵も感情表現も非常に丁寧で、ついつい主人公に感情移入してしまう。それだけにちょっと読んでいて辛くなってしまう所もあった。
自分のダメさを認められずに、学校裏サイトに書き込むようになった主人公鉄宇。また、悔しさから思わず暴力を振るってしまった鉄宇に対して、わざと聞こえるように「死んでこい」という辻村。実に現代的なひねくれ具合だなぁと思う。
両方ともが多分そんなに重い気持ちを込めてやった事ではないと思う。鉄宇はただ単に悔しかったから裏サイトに書き込んだんだろうし、辻村は暴力を振るわれて頭にきたから「死ね」という言葉を使ったんだろう。ネット等で「死ね」という言葉が簡単に使われる時代だから、言葉の重みが分かっていないような気がした。
この思春期の少しずつずれていき、最後に大きく歪んでしまう感じが実にリアルで息苦しかった。
全てを諦めてしまった主人公が、少しずつ自分の道を探し始めた1巻。今後が楽しみ。
Posted by ブクログ
「夢を追いかける少年のお話」という風に聞いていたので、実際に手にとって読んだら全然違ってびっくりしました(笑)「あの子に貰った靴を履いて、堂々とした姿で会いたい」という夢を持っている点では間違いではないのかな。絵柄がとても優しくてすごくすきです。なまりちゃんがかわいい。
ゆっくり時間が流れだして
色々あって、中学時代は不登校もしていた主人公、心機一転で片道2時間かかる高校に通いだしますが、あまり周囲には馴染めないようです。
ただ、そんな中でも何とか他人とのつながりを回復させ、中学時代の自分に救われたという女の子とも出会い、ちょっとずつ前を向いていけるようにはなったようです。
妹さん等の家族も良いですね。良質な作品ではないでしょうか?
フランメンコダンスに挑む主人公、果たしてどうなりますやら。
Posted by ブクログ
スペイン舞踊を題材に持ってくる目新しさが光ります。
2人の親友との出会いから、過去の葛藤と向き合い
そして殻を破ろうとする成長が
キラキラしていて、いいな~と思います。
唯一の難点は主人公の名前の読みにくさです。
ここまでくると当て字と言っても過言ではないのでは?
Posted by ブクログ
彼はがんばることをやめた。
彼は人と関わることをやめた。
しかし高校入学してまもなく
屋上で女の子と出会った。
そして
彼は周りの人達の影響で少しずつだが変わり始めた。
そして、スペイン舞踊(フラメンコ)を習い始めようとする。
彼、一ノ瀬鉄宇の成長のお話。って感じです。
平凡な日常の話し。
けれど1つ1つの言葉が深く印象的。
彼の成長だけでなく周りの人達の成長も見れます。
次巻から踊りはじめるのかな?w
Posted by ブクログ
ほんの少しでもつながっていれば信じられる。頑張れる。幸せと思える。
突き動かしてくれたものが、いつも後で温かかったと気付くおばかな私。
2巻も見た。
妹、心の中見てみたい。
なんだろな、凄い盛り上がりないのに、次々見たくなる。
この人の本、あさってみよう。絵も好きだ。