あらすじ
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深刻な社会問題となりつつある大人の発達障害について、妻だからこそここまで描けた本音コミックエッセイ。 シリーズ最新作はアスペルガー症候群のパートナーが陥りがちな孤独と、心身共に抑うつ状態を引き起こすカサンドラ状態について、著者が赤裸々に綴ります。 Web上で行ったアンケートによるアスペルガー症候群のパートナーに戸惑い、悩んできた妻たちの本音コメントも掲載。
感情タグBEST3
分かる!
兄もどんなに怒られても、まともな反応せず
相手が「こいつに言っても無駄だ」と呆れてしまうのを待つ
本人は呆れられた、とは思ってない
言いたいこと俺に言って、収まるのを待つって感じだと思う
それで人から見捨てられて、周りから人がいなくなってるのに分からない
「相手が何も言わなくなるのは『コイツと関わるだけ時間の無駄』って、縁切られてるんだよ。話終わったからじゃないよ」
って、自分もされてるときに何度も伝えてるけどダメ
Posted by ブクログ
アスペルガーの夫と情緒的関わりができず、さらにその辛さを誰にもわかってもえず、心身の健康を損なう妻の状態を、カサンドラという。長い年月をかけて回復に向かった著者は、ここには書かれていないたくさんの悲しみややるせなさを味わったのではないだろうか。カサンドラへの周囲の理解が広まることを願ってやまない。
Posted by ブクログ
カサンドラ情動剥奪障害に落ち込んでいくツナさん。
本人も気付かないくらいゆるやかな下り坂。下った行先は孤独と無力感。抑うつ、罪悪感、偏頭痛、月経前緊張症。心にも体にも症状が出るカサンドラ症候群。
妻も気付けなかったアキラさんのアスペルガーに、周囲の人はもっと気付かないから、「あなたの気のせいよ」という態度でツナさんの疎外感を強めていく。
だんだんに疲れ、擦り切れていく妻を、誰も助けてくれない様子が本当によくわかって、つらい。この誰もわかってくれないつらさ故の病気を、ギリシャ神話のカサンドラの故事に因んでカサンドラ情動剥奪障害と呼びます。
本の中で、ツナさんが心の中のからんだ糸をほぐすにつれて、「誰も悪くなかったんだ」という安堵が広がります。
誰も悪くないのに、つらい目にあうアスペルガ―のパートナー。
アスペルガーやカサンドラ症候群が人に知られるようになって、ツナさんのような人が長く苦しまずに済むようになればいいと思います。
Posted by ブクログ
「カサンドラ」という言葉、人達がいることを始めて知りました。
確かに、辛い状況になるかもしれないと思いました。特に、アスペルガーだと知らずに結婚をしていたとしたら。
どんなことに対しても〝そんなこともあるよ〟と流さず、誰かが本気で悩んでいることに、本気で自分も対応しようと思いました。
それと、これを読んで、特に結婚したいと思った旦那さんの素敵なところを読んで、希望が持てました。
Posted by ブクログ
カサンドラというものを初めて知りました。私も、夫のこだわりが強すぎるルールなどに悩まされていたので、少し救われた気がします。
マンガなので読みやすくて良かったです!
Posted by ブクログ
アスペルガーの旦那さんの影響でカサンドラ症候群になってしまった話。アスペルガーよりもこちらの方が鬱傾向になるので他人事で言えばダメージが大きい様に見える。
Posted by ブクログ
アスペルガーの夫を持つ妻は、カサンドラ。
カサンドラというのは病名で、それになるのは
パートナーがアスペルガーの人。
確かに誰かに話しても共感しにくい状態です。
相手は素直な状態なので、お願いすれば動きますし
はたから見ればいい人。
ただ、相手の事を考えづらい。
本人は本人の枠で動いているので大丈夫ですが
周囲はもう振り回される。
大変ですが、それでも攻略法(?)を手に入れれば
多少は楽に…なる、のでしょうか??
Posted by ブクログ
大人の発達障害というけれど、本人がそれを障害と感じなければ、気づかずに生きることができるよなぁと。
本人が生きづらさを感じなければ、それはそれでいいのだろう。
家族の距離の取り方が冷静ですごい。
Posted by ブクログ
先輩がカサンドラで悩んでたので、読んでみました。
読んでて自分もアスペルガーじゃないかドキドキした。誰が悪いわけではないんですよね。病がそうしてるんです。周りは何ともしてあげられない。話だけは丁寧に聞いてあげようと思いました。僕も心療内科に行く身分として。