あらすじ
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たとえば引越しの前日にようやく荷造りを始める、計画性が全くないアキラさん。 たとえばどんなに大事なことも妻まかせ、他人事のように見ているだけのアキラさん。 悪い人ではないのだけれど、どこか人とずれている、典型的なアスペルガー症候群の夫、アキラさん。 そのアスペルガー的行動に振り回され続けた妻が、家庭と自分を守るためにとった方法とは!? 一番身近にいた妻だからこそ描けたアスペルガー症候群を知る現実と本音、情報満載!
感情タグBEST3
部屋〜!
兄の部屋だ〜!
もう着ない服の果てまで取ってある!!
会社で使った手袋まで、もう使わないのにビニール袋に入れて部屋に置いて放置…
先着でもらった応援グッズ…大量に溜め込むだけ
昔の漫画…もう全く読んでない
何かでもらったビニール袋、部屋中に散ってる
捨てろと言われても捨てられない
勝手に捨てたら怒る
でも捨てられたと気づかせなければ全く分からないので、こっそり捨てればOK
Posted by ブクログ
別居したアキラさんと家族の接し方についての試行錯誤。
お互いが幸せになるための工夫?
結論は、「普通の理想の幸せ」の形より、それぞれにあった幸せのかたちがある。
Posted by ブクログ
お互いが穏やかな気持ちで生活できるためには、それぞれの夫婦に相応しい形がそれぞれあっていいんだ、と思った。いろいろ困ったことがあっても、アキラさんを愛し続けるツナさんが素晴らしい。
Posted by ブクログ
別居を経て、アキラさんへの想いが変化しているのが興味深い。特性を長所、短所それぞれの見方でとらえたところがよかったです。夫婦ってすごいなあ。この続きもあるんですねえ。読まなきゃ。
Posted by ブクログ
世間では婚約時代の2人に「今が一番いいときよ」という人が珍しくありません。でも著者の結婚は、夫になったアキラさんの気持ちが、婚約時代と寸分かわらなったゆえに、別居にいたりました。
定型発達の人は、子どもが成長する間だけでなく。大人になっても変わり続けることを求めているものなんですね。自覚がありませんでした。
ドラマも物語も「変わらない気持ち」を美徳とすることが多いけど、それは多くの人の気持ちが変わって行くから、変わって行くのが当たり前だから、その中の変わらない部分が貴重に思えるってだけで、変わらないのがいいことではなかったんだ、とこの本を読んで思いました。
変わろうとも、変わりたちとも思わない、アスペルガーのアキラさん。もう一度家族一緒に暮らしたいと、自分から言うことはないだろうアキラさん。自分の好きな人で自分を好きな人とだけ付き合っていれば不満はないアキラさん。相手が怒っても黙って待っていれば相手があきらめる。あきらめて許してくれればいいし去って行くならそれもかまわない。だから生きづらさを感じない。
もしかしてアスペルガーの中の生きづらさを感じない人って、不幸にならないという点で最強の人かも。