あらすじ
振り返るな、前だけを見ろ。その言葉は男の支えであり、呪いでもあった―― 英仏協商の破綻を狙うバルモラル卿の暗殺を目論むモラン。殺人による解決を止めるべく、ルイスはモランと対峙する。ウィリアムへの思いの強さ故、2人は激しく衝突し…!? 一方、家長として罪を背負い幽閉されたアルバートは、ウィリアムへの懺悔で、夜ごとその身を灼いていた。幼き日、彼がウィリアムと出会い、犯した“原罪”とは!? 物語の“始まり”へと導く、その禁断の扉がいま開く――。
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『シャーロック・ホームズ』シリーズの名ヴィラン、モリアーティ教授が装いを新たに登場!
皆さんは、ホームズシリーズについて何処までご存知でしょうか。では、モリアーティ教授は?
「悪のカリスマ」「犯罪界のナポレオン」との呼び声高いモリアーティ教授。悪役は、正義に倒される役柄ではありながらも、一定の人気を集めるもの。
この物語は、そんな「モリアーティ教授」を大胆にリメイク。犯罪紳士としての彼の姿を鮮やかに描き出します。更に、彼には「もう一つの正義」としての側面も持ち合わせており、英国社会の闇を炙り出します。
悪役に惹かれる人も、ホームズファンという方にも楽しめるこの作品、是非お手に取ってください!
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Posted by ブクログ
ホームズとウィリアムの帰還……!!
そして、幽閉状態にあったアルバートとともに、贖罪への道を歩みだす?
ホームズもやっと221Bに帰ることができて良かった。
明らかになるってほどでもないけど、アルバートの罪ってなんだろうと思ったら、ウィリアムを引きずり込んだことか……。
表紙はパターソン。
この人、ホームズ側でいいのかな???
みんなみんなおかえり!!やっと揃った感じがします。
一連托生なアルバートとウィリアム、ルイスをこれからも見ていたい。
久しぶりに読みました
久し振りにモリアーティを読み返し、この新刊を買いました。アルバートの回想とともにここから物語は生まれ変わるのかもしれませんね。
憂国のモリアーティの面白さはこのアルバートとルイス、ウィリアムの絆にあると思っています。久々にワクワクしました。
ただ16巻で残念だったのはアルバートとウィルの再会の場面です。驚きが希薄すぎると思います。
おかえり
最後の事件から月日は流れてそれぞれが自分自身と向き合いながら罪を償っていた。アルバートとウィルの再会が1番感動した。2人にとって幼少期の出会いは運命だったんだね。
Posted by ブクログ
やっと…やっとウィリアムがモランとアルバートと再会出来た…!
やっとだよぉ!ウィリアムの生存を知った時の憑き物が落ちたようなあの二人の表情!本当に良かった…!
憂モリは重厚な人間ドラマだよ。