あらすじ
ロンドンの下町で看板絵描きの仕事をしていたルル。貧しいながらもひたむきに生きてきたが、ある時、育ての父の借金のカタに売られそうになってしまう。危ないところを救ってくれたのは、天使のような金髪のベリック子爵・アーサー。だが、なぜか彼はそのままルルを屋敷に連れ去り「君は私の花嫁になるのだ」と一方的に結婚を宣言!! 戸惑うルルは爵位をめぐる陰謀に巻き込まれることに!?
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Posted by ブクログ
5巻目は意外にも前作の「愛は英国公爵の瞳に導かれて」と同じ場所、時代設定で、ガイもアリスもでてきました。相変わらず仲よさそうで何よりです。
今回の主人公ルルは、全くの下町育ちで、アーサーは借金取りに追われていたルルを助けた後、突然ルルを花嫁として自分の領地に連れてってしまってますが、彼はなぜあのときあそこにいたのかってのが、ちょっと気になりました。
前作ガイと同様、最初は自分の気持ちに戸惑ってる感じのアーサーでしたけど、やっぱりルルに惹かれていく気持ちは止められないみたいですね。ガイがルルを見ただけで嫉妬するくらいですから・・・。
アーサーを亡き者にしようとしているのも、父ケンドリック卿ではなく、ちゃんと悪役がいたのもよかったです。女王陛下とケンドリック卿に認められて、いい感じに終わりました。もうちょっと結ばれたときの描写があってもよかったかなぁって思いましたけど、コバルトでは難しいのかなぁ。