あらすじ
「あの、ランチが終わったら、ちょっと話を聞いてもらってもいいですか?」
おいしいくて新鮮な野菜たっぷりの料理が評判の菜の花食堂は、"地元の逸品"に選ばれた瓶詰や予約制のディナーも評判の人気店。
オーナーの靖子先生は今日もおいしい料理を作りながら、誰かが抱えた秘密を見抜いて心配ごとでいっぱいの気持ちを癒してくれる──。
食べ物屋さんのご主人がお弁当を買いに来るのはなぜ?
頻発する空き巣事件に目撃者がいない理由は?
小さな食堂と料理教室を舞台に『書店ガール』の著者が描き出す、やさしくてほろ苦い日常ミステリー、待望の第五弾!
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Posted by ブクログ
今回はお弁当をキッカケに、母子家庭の奏太がお手伝いと称して料理を習う事に。
奏太の母がなぜシングルマザーとなったのかも複雑な思いでしたが、父親も共感できない人物で微妙な気分でした。
あの告白、回りくどいけれど川島らしいですね。
自分の幸せに無頓着な優希がようやく幸せを手にして本当に良かったです。
Posted by ブクログ
日常の謎のお仕事ミステリーですね。
『菜の花食堂の事件簿』の五巻目です。
今回も五話の短篇連作物語です。
短篇なのだけど、長編の趣もあるので一冊で、『菜の花食堂』『料理教室』で、起きる出来事を味わえる魅力があります。
今回は、奏太君という小学生を中心として物語が展開します。
そして、もちろん優希さんの恋愛成長物語も楽しめます。
靖子先生の名推理と冴え渡り、香奈さんとのタグマッチのお弁当のフェスティバルを皮切りに、『菜の花食堂』は忙しさを加速させます。
グルメ情報もあり、楽しみが盛りだくさんのこのシリーズ、面白く、ほんわかとお話が進む優しさがたまりませんね。
次回作が待ち遠しいですね。
Posted by ブクログ
今回も楽しく読めた。
こんなに愛情こめて手間かけて工夫して作るからこそ、美味しいんだなぁと感心しきり。日々の料理の参考に…したい!
それにしてもここのところ、帰りの通勤電車の空腹を刺激する本が続いてる笑
あの遠回しの表現は伝わらなかったけど笑、優希と川島さんのこれからの展開が楽しみ。
Posted by ブクログ
菜の花食堂シリーズ第5弾。
今回は、弁当屋さんのご主人が駅前フェスティバルの2日間限定イベントで菜の花食堂が出店したお弁当を買いたいと来る。
もともとイベント限定で普段はレストラン中心なのでお弁当は扱わないとのことなのだが…
一生懸命に頼むご主人に平日に容器持参で特別ということで受ける。
これが、誰かのためだと気づくオーナーの靖子先生。
さすがです、子ども食堂に行きたがらない男の子のために手伝いをさせ、簡単な料理を教えていっしょに夕ごはんを食べるという…。
負担にならずためにもなる良いアイデア、流石だなぁと凄いなぁと思う。
空き巣事件の謎解きもするっと解決し、最後には優希のために花ことばを教えて川島さんの気持ちをさりげなくわからせるというキューピッド的なことをする。
なんでもやるやん、靖子先生。
料理人であることを忘れてしまいそうになるくらい、誰かのために、誰かの悩みを見抜いて解決してしまう今作も納得の癒やし系探偵⁇健在である。
Posted by ブクログ
いまいちハマりきれないな…と思いながら最新?刊まで。
年齢と言動が合わないのが引っ掛かる。
大学生でももうちょいまともに恋愛進めるわ。
好意に気付かないふりする27才と花言葉が伝わらなくて心が折れる30才。全然推せない…
気になってた料理の説得力が今回はちょっと補完されてた。でもまだ料理を題材にしてるのに薄く感じる。
こんな文句ばかり書きながらも5巻読んでるのなんなん。1時間ぐらいで読めるので半身浴のお供に良かった。