あらすじ
ホリエモン、LINE元トップをはじめ、時代の最先端をゆくCEO10人が
みずからの本棚から愛読書を公開! 目からウロコの読書術も伝授。
最新ビジネス書から理系書、歴史書にマンガまで
「仕事と人生に効く」最強164冊分のブックリストつき。
NewsPicks×文藝春秋の人気企画を書籍化。
【目次より】
堀江貴文(ライブドア元CEO)
「ノーベル賞科学者のプロデュース術」を学ぶ
森川亮(LINE元CEO、C Channel CEO)
自分の脳を「だます」本で、判断力を研ぎ澄ます
朝倉祐介(ミクシィ元CEO)
組織の「グチャグチャ」は歴史本で疑似体験
佐藤航陽(メタップスCEO)
「感情」「経済」「テクノロジー」で未来を俯瞰
出雲充(ユーグレナ社長)
ドラゴンボール「仙豆」から、ユーグレナを着想
迫俊亮(ミスターミニットCEO)
「とりつかれたような読書」から見えてきたもの
石川康晴(クロスカンパニーCEO)
倒産危機を救ってくれた、松下幸之助の『商売心得帖』
仲暁子(ウォンテッドリーCEO)
「採用」「解雇」の二大難問に答えてくれた本
孫泰蔵(Mistletoe CEO)
『ワンピース』は、チーム経営の最高の教科書
佐渡島庸平(コルクCEO)
ストーリーづくりは、「観察力」が9割、「想像力」が1割
【本書に登場するCEOのブックリストより】
IT時代の新・教養書『暗号解読』
フィンテックの原点『貨幣論』
「社内の関東軍」に対応可能『昭和史』
プロデュース力で科学史に名を残す『二重螺旋』
20代社員を迎えてのチーム経営を学ぶ『ワンピース』
人生の喪失を教えてくれる『誕生日の子どもたち』
経営者の艱難辛苦を描いた『HARD THINGS』 ほか 総計164冊
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Posted by ブクログ
「新世代CEOの本棚」
日経新聞の「リーダーの本棚」とかが好きで読んでいる私にとっては非常に興味深い内容。「新世代」はやはり読書傾向が全然違う。「一番影響を受けたのは『ガリア戦記』ですね」(XX工業相談役)みたいな人はほとんどいない。所謂古典教養への関心はほとんど見られない。
①「意思決定のケーススタディ」としてのビジネス書、伝記、ドキュメンタリーや(歴史は思っていたほどには言及している人は多くなかった)、
②心の揺さぶり、揺さぶられ経験としてのマンガ、
③世の流れの「鳥瞰」の観点から宇宙、生命・遺伝子、脳科学などの先端知識、
あたりに関心が集まっていた。
一方、小説を挙げる人は少ない(まあ本書自体が仕事論の一種として読まれることを想定しているだろうからかもしれない)。
あと、「信頼できる人のお勧め」をどん欲に読む人が多かった。やはり知の領域において謙虚さは最重要。
個人のレベルでは、仲暁子氏、佐藤航陽氏、孫泰蔵氏がとくに面白かった。