【感想・ネタバレ】群青にサイレン 1のレビュー

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mii

ネタバレ

どっろどろ、だがそこがイイ

1巻のレビューですが既刊7巻読んでの感想です。

まず最初に。爽やかスポ根野球マンガをお求めの方にはオススメしません。

主人公の修二が暗くて拗らせててスポーツマンガのヒーローとしてはかなり面倒くさいタイプ。他のレビューにもあるようにライバルの空くんの方がよっぽど主人公むき。
だけど、だからこそ生まれる葛藤とかぶつかり合いとか人間ドラマが深くて重くて読みごたえがめちゃくちゃあります。夢を叶えられなかった人、目標を持っていたけど挫折してしまった人、諦めてしまった人にはものすごく刺さる作品だと思います。特に3、4巻までは本当に重く、エピソードごとに泣いていたせいでなかなか読み進めなかったです。
登場人物のほぼみんながトラウマ持ってたり闇抱えてたりしますが、どのキャラもトラウマを乗り越えようと頑張ってる姿に感銘を受けます。特に3年生のエピソードは感慨深いものがありました。。。鈴木先輩の隣に兼子先輩がいてくれて、本当に本当によかった。個人的に1番ムカつくのは自分の都合のためだけに子どもにトラウマを植え付け傷つけておいて、何食わぬ顔で主人公に声をかけてきた某監督ですかね。あんなクソな大人のせいで振り回された修二と空が本当にツラい。。。でもちょっとずつ前に進んできた主人公バッテリー、早く心から笑い合えることを願っています。

1
2018年05月25日

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野球の人間関係

本作は野球が出てくるが、どちらかというと野球によって起こる人間関係にスポットを当てた作品である。
主人公の修二と修二の従弟の空、この二人がメインでいろんな人物が絡むことでドロドロとしたややこしさが出てくる。
リトルリーグ時代に空に対する嫉妬や焦りから裏工作をし試合で投手の座をつかむがそれがばれて野球をやめてしまう。
高校で再び空に出会うが体の小さい彼を見て彼に対する焦りは感じず、むしろ優越感を感じ、再び野球をやることになる。
体格が劣る空はかつてと同じようなプレーができないだろうと見くびるが空はメキメキと成長していた。
その実力を目の当たりにした修二は結局昔と同じように彼に投手の座を明け渡してしまう上に監督に捕手を命じられてしまう。
投手をやりたい修二は望むポジションに空が入り自分がやりたくないポジションに収まることにかつて感じた劣等感が再び出てくることになる。
やはり野球はあくまできっかけでこの話のキーポイントは自分と相手、そして相手に対する劣等感である。
それをかつては逃げて克服できなかった修二。
ただ空にもなにかしらの事情があるもよう。
読んでいてつらくなってくるような展開が多いが読み進めてしまう。それだけに打ち切りに近い終わり方はとても残念だった。
魅力的なサブキャラも多いのでいつか再開してほしい。

#感動する #エモい #ドキドキハラハラ

0
2021年04月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

河下水希先生の別名義とは知らずに、絵が見たことあるんだけどなぁと思いながら読み始めました。
タイトルが印象的なのと絵が綺麗なことに惹かれて手にとったのですが、繊細なのは絵柄だけでなく、心理描写が兎に角繊細です。
野球漫画ですがトラウマなどのメンタルを丁寧に描いた作品になっています。
最初は良かれと思って自分が誘った野球で空に追い抜かれ、初めて味わったであろう挫折、自分自身が信じられなくなるだろう修二の描写だけでなく、空も角ヶ谷もなにかありそうでこの先深掘りされることが期待できます。
確かにスポーツ漫画としての爽快感やいかにも男らしい泥臭さを求めると肩透かしかもしれませんが、少女漫画であり王道の少年漫画でもあり、とても魅力的な作品です。

1
2019年06月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★3で保留。

主人公とその従兄弟で野球部のピッチャー(エース?)ポジションを取り合う話。バッテリーを組ませられようとするとこで続。
スポ根ものとは微妙に違う。お互い腹に抱えてるものがあってスッキリしない気持ち悪さ。

0
2016年04月16日

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