【感想・ネタバレ】後宮詞華伝 笑わぬ花嫁の筆は謎を語りきのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり、はるおかりのさんの作品は、中華系で仙女が絡まない話の方が好きです。
今回も最初は仲は良くなかったけど、だんだん・・・って感じの好きな系統でした。

淑葉の嫁ぎ先は皇兄の夕遼でしたが、実際は夕遼が望んでいたのは淑葉の義妹で、皇帝の占いで淑葉になった・・・ってところから始まり、人違いだと離縁を望む夕遼と元の暮らしには戻りたくない淑葉。
健気な淑葉がかわいそうで、切なくなっちゃいました。

夕遼が義妹の香蝶を見初めたのは書の才能でしたが、これは淑葉の才能を呪い師の力で奪ったもの。そのことを伝えることができないのに、夕遼は分かってくれた。
これは何とも思ってなくても惹かれちゃいます。
だんだん笑顔ができるようになった淑葉がかわいいです。

前半は淑葉と夕遼が仲よくなって、書の才能が淑葉に戻るまでって感じで、それ以降は夕遼の弟と後宮の女達の話になります。

夕遼の弟の嵐快は皇帝として、まんべんなく後宮の女性と接してますが、誰か一人を寵愛しないのは誰も愛していないから、本当に好きな人はここにはいないって。孤独な皇帝って感じです。
皇帝でこれだけ女性がいるのに、本当に好きな人は手に入らないって、かわいそうでした。

はるおかりのさんの作品は、コバルト文庫のわりには契っちゃうことが多いけど、今回は残念ながらキス止まりみたいで残念でした。

0
2016年01月23日

ネタバレ 購入済み

書の世界を背景にした恋愛物

淑葉と夕遼は書を愛す、風流な知的なカップル。
書道に関する話が散りばめられていて高尚なストーリーだと読み応えもありそうだと思い購入しました。前半は二人のやりとり中心で話に魅せられました。

しかし、二人は意外にアッサリ愛を確かめ合い次のステージへ。後半が後宮のサスペンスもの。事件の謎を追う方に重心が移りあまり王道のラブコメは楽しめませんでした。

前半の恋愛物と、後半の後宮の推理物の部分は、独立させて全く二つの本とキャラクターに分けた方が良かったのでは。。。

美男美女カップルの淑葉と夕遼の、あまり例を見ない「書の世界」を絡み合わせた恋愛軸のお話がもっと読みたかったです。

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2021年03月18日

pon

ネタバレ 購入済み

最初に結婚ありきで(それも、相手に望まれていない結婚…)、そこから、お互い徐々に誤解を解いていきつつ、恋愛感情を育んでいくというストーリーでした。
結構すぐに、夕遼は自分が嘘を吹き込まれたということに気付き、淑葉を大事にし始め、その後はずっと、あまあまな雰囲気で安心して読めました。

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2020年10月10日

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