あらすじ
季節はどんどん進む
日なたに私だけ残して
兄妹ながら夫婦を偽って生活する桂一と晃。
二人が『夫婦』になった経緯に迫る第4巻。
ゆったりとしたテンポで綴られる、ふたりの秘めた恋と暮らし。
絵本の編集者の桂一と、保育士の晃。
一見新婚夫婦のようなふたりだが、実は…。
彼らと、彼らをとりまく人々にスポットを当てたオムニバスシリーズですが、
続けて読んでいくとふたりの秘密が少しずつ明らかになっていきます。
映画のようなゆったりとした間と絶妙なコマづかい、
話者の関係性を巧みに切り取ったセリフ回しで
細やかに心情が伝わってくるので、
高価なお菓子のように少しずつ味わいたくなります。
美しいイラスト(表紙の色づかいも見どころ…!)、
桂一の愛すべきヘタレぶり、しっかり者の晃がふと見せる弱さ…
オススメポイントをあげたらきりがありません!
感情タグBEST3
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踏み出すその先に
離れてた分、溢れだす気持ち。泣かない晃の涙に読んでるこちらも揺さぶられました。
幸せにならなくてもいいと、一緒にいることに決めた2人がやっぱり切ない......
本当に相変わらず絵も表紙もステキなんですけど!
これまた相変わらずな桂ちゃんの何にも考えてないヘタレ甘えっぷりにとことんイライラしました。。
口約束を頼りにいきなり地方に移ってくるわ住むとこも決めてないわ設定?も考えてないわ…
おまけに駆け落ち不倫とか聞かれて妹と答えそうになるとか、どんだけ考えなしなの?!
ホント、晃ちゃん可愛いのに不憫…
でも本人は幸せなんだよね…