あらすじ
季節はどんどん進む
日なたに私だけ残して
兄妹ながら夫婦を偽って生活する桂一と晃。
二人が『夫婦』になった経緯に迫る第4巻。
ゆったりとしたテンポで綴られる、ふたりの秘めた恋と暮らし。
絵本の編集者の桂一と、保育士の晃。
一見新婚夫婦のようなふたりだが、実は…。
彼らと、彼らをとりまく人々にスポットを当てたオムニバスシリーズですが、
続けて読んでいくとふたりの秘密が少しずつ明らかになっていきます。
映画のようなゆったりとした間と絶妙なコマづかい、
話者の関係性を巧みに切り取ったセリフ回しで
細やかに心情が伝わってくるので、
高価なお菓子のように少しずつ味わいたくなります。
美しいイラスト(表紙の色づかいも見どころ…!)、
桂一の愛すべきヘタレぶり、しっかり者の晃がふと見せる弱さ…
オススメポイントをあげたらきりがありません!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1巻で「ビミョーだ」みたいな感想をここに書いて以来積んでたシリーズなのですが(いま読み返したらちゃんと褒めてはいた)、ここで一気読みしたらもう……すごくて……。展開が遅いのでそういう意味ではアレなのですが、とにかく巻を追うごとにこの切実な……あまりにも儚くて切実な物語が、さらに大きな波になって次々と打ち寄せてくる。タイムスケールが大きいこともあるけれど、本当にすごいラブストーリー。タブーが次々になくなっていくこの時代にあって、ここまで両者を心と社会だけで引き裂けるのってすごいし、果敢に、逃げずに、描き積み重ねている筆者の力量もとても感じられる。絵の雰囲気が素晴らしいし、何よりプラトニックなので、たぶん人にも薦めやすいシリーズです。
引き込まれる
世界観に引き込まれて、4巻まで一気に読みました。絵というか描写がとてもきれいです。キャラクターひとりひとりがすごくしっかりしていて、それぞれに感情移入しやすいです。珍しいタイプの漫画。
いい作品に出会えました。ありがとうございます。
ただ、兄妹物ですので…
悲恋なのかな、やっぱり、最後は…どうなんだろう…
次巻、楽しみにしています。
そして作者さんの他の作品も読んでみたくなりました!
Posted by ブクログ
きれいな表紙だ・・・やっぱりこの人の描く絵は好きだ。
晃と桂ちゃんの関係は進展(?)したのだろうか?物語は大きく進んだけれど、桂ちゃんは相変わらずだな。晃にとって桂ちゃんは全てなんだなぁと、彼女の決意から伝わってくる。
踏み出すその先に
離れてた分、溢れだす気持ち。泣かない晃の涙に読んでるこちらも揺さぶられました。
幸せにならなくてもいいと、一緒にいることに決めた2人がやっぱり切ない......
細か
とっても丁寧に描かれていて素敵な作品です。本当に寒そうで、余計切なさや痛みが感じれてしまう。色んな人の想いがこんなに綺麗に混ざって1つの作品になっていて楽しくて、続きを読まずにはいられません。
本当に相変わらず絵も表紙もステキなんですけど!
これまた相変わらずな桂ちゃんの何にも考えてないヘタレ甘えっぷりにとことんイライラしました。。
口約束を頼りにいきなり地方に移ってくるわ住むとこも決めてないわ設定?も考えてないわ…
おまけに駆け落ち不倫とか聞かれて妹と答えそうになるとか、どんだけ考えなしなの?!
ホント、晃ちゃん可愛いのに不憫…
でも本人は幸せなんだよね…