あらすじ
いつもそこにいた君が、今はもういない。大学進学を機に晃が家を出てしまったことで、日々の中に埋めきれない虚ろさを感じていた桂一。そんな中、仕事で家を空けていた母が帰国し、母の言葉に桂一は晃が家を出ていった意味を考える。堪えようのない想いに、桂一が出した答えは――。
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ゆったりとしたテンポで綴られる、ふたりの秘めた恋と暮らし。
絵本の編集者の桂一と、保育士の晃。
一見新婚夫婦のようなふたりだが、実は…。
彼らと、彼らをとりまく人々にスポットを当てたオムニバスシリーズですが、
続けて読んでいくとふたりの秘密が少しずつ明らかになっていきます。
映画のようなゆったりとした間と絶妙なコマづかい、
話者の関係性を巧みに切り取ったセリフ回しで
細やかに心情が伝わってくるので、
高価なお菓子のように少しずつ味わいたくなります。
美しいイラスト(表紙の色づかいも見どころ…!)、
桂一の愛すべきヘタレぶり、しっかり者の晃がふと見せる弱さ…
オススメポイントをあげたらきりがありません!
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足掻く日々
置いていかれたヘタレ兄貴、でも憎めない桂ちゃんの話。晃以外に必死になれるものが無いのが辛いな......
身勝手な母親の束縛もじわじわとくる。
足掻く2人に明るい未来はいつ来るのやら。
Posted by ブクログ
桂ちゃんがへたれ過ぎる嫌いはあるが
純粋で必死な気持ちはわかる。
ふたりの大切な思い出のかけら、すれ違う切なさが
苦しい。
小人のたきぎという言い方が可愛い。
そういう些細なこともとても大切な思い出になるほど
大切な関係。
幸せになることの難しさに哀しくなる。
絵も良いしカバーもステキで全巻買っちゃいましたけど、、桂ちゃんの良さがちっともわからん…どこが良いの?晃ちゃんも剛つん(?)も…
あの甘ちゃんっぷり、正直イライラします。
でも愛嬌ある天然ヘタレっ子って、いつの世もマンガの中ではモテるのよね…謎