グルメ in 異世界!
中世ヨーロッパ風の古き都。そこに現れたのは……なんと現代日本の居酒屋!
仕事上がりの兵士達は何はともあれ「トリアエズナマ」を頼み「オトーシ」の枝豆に舌鼓。町人商人役人から貴族まで多種多様な人々が居酒屋料理に魅了されていきます。出てくる料理が美味しそうというだけでなく、異世界の人々が本当に幸せそうに食べるので見ているこっちまで癒されますねー。
中には「この味ならレーシュと一緒に楽しみたい!」などとドハマりしている人も……。イチ酒好きとして「うんうん、わかってらっしゃる!」とニヤニヤしつつ深く共感してしおりました。
まさに時空を超えるグルメ漫画。基本的にほんわか空気なので本物の居酒屋でマッタリと読むのも良さそうです。(ただし飲み過ぎにはご注意を……)
感情タグBEST3
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飾り気の無い料理が人の気持ちを
この巻のストーリーは、特に大事件は出てこないが、何気に大事な人と人とのつながりが出て来る。こんな風に何気ない中に大事な事が含まれているのかもしれないね。
お腹が空く〜
今回も安定の美味しそうなご飯!
ハンスが心配しているようなことが起きなければいいなー!
その時はこっちに残るよってタイショーがゆってたけど、そんなことも起きなくていいし、永遠にほのぼのでいい。
積み上げて作るリアル感
このシリーズは一度だけ登場して終わりという人がほとんどいなくて、後でまた登場してその後の動向が知れたり、逆にそういう人たちの話の中で名前だけ出てきていた人が後々本当に登場したりします。そういう構成が異世界都市アルテーリアをリアルに感じさせ、安定したおもしろさを構築しているのだと思います。
表紙のイラストからわかるように、なじみのキャラクターとしてはアルヌとイーサクが馬鈴薯の価値を上げるために馬鈴薯料理を考える話があります。
新規のキャラクターとしてはシモンとパトリツィア。以前からチラチラ名前が出ていた<四翼の獅子>亭で働く二人が出てきました。
まだ次の17巻は読んでいないのですが、試し読みの分だけでも<四翼の獅子>亭が出てきたので、いよいよそちらの話か!と楽しみです。