あらすじ
兵隊さんと戦地ゴハン。戦時下のお寿司屋さん。餃子と引き揚げ兵。激動の時代の中で生まれた感動の“食エピソードたち”。昭和初期の“グルメ”を“食漫画マスター”の魚乃目三太がほんわか温か~く描く珠玉のオール短編物語。
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Posted by ブクログ
戦争+ご飯というめずらしいテーマの作品。
全体的に重苦しいものにならず、戦時中の楽しみとしての食が丁寧に描かれています。
たまには、こういうのもいいなあ。
涙無しで読めない
会ったことはない小生の父方の弟が学徒出陣で、ルソン島で戦死したのは終戦3週間前でした。
どんなにか日本に帰りたかったか。
せめてエンディングノ―トに記載して、孫達に伝えなくては。
70年前の日本は、馬鹿な戦争をしたものだと。
読む価値のある作品。
戦時中のご飯についての漫画で、なんとなく読み始めたものでしたが、何度か泣かされてしまいました。戦時中の苦しくて悲しいエピソードもある傍らで、ごはんの話になるとどの登場人物も目を輝かせて楽しそうに食べるのが印象的で、あぁごはんってこんなにも人間が生きていく上で体にも心にも糧になるものなんだなぁと思わされました。作者さんの綿密な調査もきっと大変だっただろうと思われる内容で、本当に読む価値のある一作です。素晴らしい作品をありがとうございます。
工夫次第でいろんな料理が食べられる。そして体だけでなく心も元気になって明日の生きる活力になる。どれだけ食べる事が大切かと言うことを感じた
戦時中の食糧事情に注目した作品ってめずらしい気がする!
いろいろな食べ物に関するエピソードがあってとてもおもしろい。
ほのぼのしたのもあれば、悲しいのもありました。
今の日本の食べ物って寿司やてんぷらやソバ等以外は戦後になってから食べられるようになったと思っていましたけど、実は戦前から食べられていてその時の日本人にも思い出の味なんだ、て思いました。特に餃子や寿司など敗戦がきっかけで食の形態が変わるなど食の歴史に関わるお話も面白いです。
この作者の
話はなぜか気になってしまっている。
絵に轢かれるのだろうか、内容がいいのか、両方なのか、、
続巻に期待したい。
Posted by ブクログ
記憶が薄れ行く中、たった70年ほど前、日本は戦争の真っ只中にいました。
今では、私たちが当たり前に食べている料理の数々。
当時、それらは、まさしく夢のまた夢でした。
カツ丼、餃子、焼き飯、そして極寒の地のパイナップル(帝国ホテルの村上シェフ)などなど。どの話も、ウルウルさせるものですが、最後の戦艦大和のラムネは、涙が止まりません...
魚乃目三太さんの作品は、どれも大好きですが、本シリーズもとても良い話ですね。
令和の今だからこそ、読む価値があると思います。
苦しい
食文化に非常に関心があるので非常に興味深く読ませて頂きました。
私は戦争というと終戦間近あるいは終戦後の食糧確保が困難であったということしか知りませんでした。また兵隊に関してはあまり興味がなかったので面白かったです。
Posted by ブクログ
隣にいる人が、次の日もいるとは限らない。
それが、戦争。
そんな辛い日の中、楽しみは食事。
食糧難なのは最後の方だけ、というのに驚きでした。
全体的にそうだとばかり…。
考えてみれば、最初の方は奇襲で勝ってたので
大変な思いはなかったのかと。
工夫され、どうにかそれらしいものを食べたり
そのものずばりを食べていたり。
餃子、にはびっくりでした。
というか、これはもしかしなくても
一般家庭にお邪魔した、のでは…?w
辛い
独特のペンタッチで描かれており、読み手を選ぶ作品です。
腹が減っては戰(いくさ)が出来ぬ。
めしを喰って元気を出す。
そんな気にはならない、むしろ元気を失わせる印象でした。
食を中心に、当時の兵隊さんの実生活を描く、そんな内容は期待出来ない様です。
読み続けるのは辛くと感じました。