あらすじ
遠き海に散った特攻兵と少年の「食べ物」を通じた友情ドラマ。出征前夜の息子に母が届けた最後の食材とは…!? 描かれるのは昭和ニッポン人の逞しさと清らかさ。「感動の食物語」短編6話収録。
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お好み焼きのルーツが東京だったなんて初めて知りました。遊郭に七輪と鉄板を持ち込んで余興で作る文字通りの「お好み焼き」だったなんて驚きです。それを東京勤務で覚えた兵隊さんが故郷の大阪で、戦後食糧難の時代でも人気のなかったキャベツと小麦粉で大阪の人々の腹を満たしていたとか。戦争はないに越したことはないですが、敗戦の結果生まれた料理というのはたくさんあるんですね。
海水を汲みに行くシーン
塩を確保するために海水を汲んできたというのは昔々祖母がやっていたそうで「ああ、こんな風にやってたのか、なるほど」と感じました。首都圏の海水を汲んでお茶漬けなど食べたくないけどきれいな海水を確保出来たらやってみようと思います。それからノモンハンの話は泣けました。