あらすじ
今回は漫画界の巨匠・ちばてつや先生の「満州引き揚げめし」や「戦中の大相撲めし」など綿密な取材を行ったスペシャルなエピソードを収録。食を繋いだ感動の“食物語”たち……。読むと、愛しい気持ちでいっぱいになります。
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ちばてつや少年の引き揚げめしが印象的でした。食べるものがなくて雑穀のコーリャンを炊いて食べるけどコーリャン自体はとてもまずい。でも鍋底のコーリャンのおこげは香ばしくて甘みがあって子供たちに大人気だったなんてまさに体験した人からしか聞けない話です。それに日本が無条件降伏したあと、中国人が暴動を起こして日本人を襲撃しだしたとか中国人の友人に匿ってもらったエピソードなどちば先生のお話が具体的だったからかとてもリアルな描写でした。戦場でなくても力ない者は悲惨な目にあうのですね。
ものすごい
考えされる話でした。
現在、ロシアとウクライナの戦いが行わられる間近というところです。
現地の人々の幸せを願うばかりです
ひどい時代だったってこと
ちばてつやを取材したパートは当時の満州奉天での日本人と現地人の確執がリアルに描かれていてやっぱりなと感じました。当時6歳だったちばてつやの記憶がどれ位信頼出来るか今となっては誰にも分からないだろうけど描かれた事に近かったのでしょう。マッカーサーの朝食のための卵を確保するパートでは宮内庁と書かれてたけど昭和22年までは宮内省だったんですよね。やはり本にする前に読み返した方がいいかと思う。