【感想・ネタバレ】赤い追憶 阿刀田高傑作短編集 ミステリーのレビュー

あらすじ

夫は妻の仕事をよく知らずに結婚。ある日、妻が薔薇を手に町を歩く姿を目撃し尾行する。秘密に気づいた時、夫は……(「薔薇配達人」)。妻は笑顔の優しい夫の早世を悲しんだ。死の間際に"会いに来る"と言ったが……(「花あらし」)。男は若い頃に交際した女と出張で再会。旅先の遊びだったが、女の秘めたる激情に震撼し……(「爪のあと」)。ありふれた日常の風景の裏に隠された妖しく不気味な謎、幻想、恐怖。読むごとに生と死が隣り合わせであることを思い知らされ、ぞくりとさせられる。短編の名手が放つ戦慄のミステリー11編。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後に背筋が凍るような作品、結末に驚く作品が多い短編集。特に「初詣で」「犬を飼う女」「迷路」が印象に残った。「初詣で」は登場人物が何故その行動をしたのかという謎の、ラストの伏線回収に驚いた。「犬を飼う女」は、ラスト二行で恐怖のどんでん返しが待っていた。「迷路」は、冒頭の描写とラストの真相が恐ろしかった。

0
2024年10月08日

「小説」ランキング