【感想・ネタバレ】座敷童子の代理人9のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

妖怪の出自を掘り下げながら、ミステリー要素と歴史上の出来事を絡める手法は相変わらず。(ただ宮沢賢治?はちょっと強引)

無学なので分からないが、前提知識があれば推理できるように作られているのだろうか。

「迷家荘の平穏を破る者が現れる→事件を解決すると味方になる」という流れができていたので、これまでは話を追いやすかった。
迷家荘が大所帯になるにつれ、妖怪、陰陽師、神々を絡めた複雑な勢力図が明らかになってきた。
しかし、過去に描写された個々の妖怪同士の関係性を整理しきれていない。今後の展開によっては、理解が追い付かなくなる可能性があり、不安である。

迷家荘が持つ妖怪、神々、人間、あるいは他地域の妖怪同士のハブとしての役割が話の軸にある。
そのため話が複雑かつスケール大きめになっていくのはやむを得ない。ただ、どことなく日常パートが恋しく感じる。

その一方で、最近の巻には、タイムスクープハンターを見ているときと同じような楽しさがある。
供養額絵を始め、市井の人々の生活やスポットが当たりにくい歴史上の物事が垣間見える。次巻以降もどんな歴史上の要素が掘り下げられるのか楽しみ。

今までは問題解決以外の部分での和沙さんの絡みに限定されていたけど、正式な恋人となったことを活かした描写が増えていくのかな。急なラブコメ。

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2022年02月19日

Posted by ブクログ

主人公が助けられる側に回っているので、いつもとは少し毛色が違っています。次の大きな展開に向けて、状況を動かす巻だったように感じます。

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2022年01月08日

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