あらすじ
年の瀬迫る頃、迷家荘が大ピンチに! 自慢の温泉が出なくなってしまったのだ。原因を探る司貴だが、相談相手の座敷童子や河童たちの姿が見えなくなってしまい……!? 時同じくして司貴の夢に現れたハクタクと名乗る奇妙な存在。彼女の言葉から、この問題には迷家荘の前身「マヨイガ」が関係していることを知るが、意外な妖怪たちも現れ、次第に事件は遠野全体を巻き込む大問題へと発展していく。妖怪との絆、九尾の謎、試練、そして恋愛――数々の問題に司貴はどう応えるのか!?
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ラストシーンの美しい一枚絵を見たかったなぁ。
今回はそれぞれが相手を大切に思った物語。幸せになって欲しい。大事な人を思うとき願うのはこの想い。
Posted by ブクログ
作者の元警察官という経歴が存分に活かされている展開でした!妖怪たちが集まって裁判してる様子を思い浮かべると、本人たちは至って真剣だとは思うけど、微笑ましさを感じる。あと、今さらだけど題名になっている「代理人」という言葉も民法に出てくることに気づき、はじめから作者のカラーが全面的に出ていたことに、面白さを感じずにはいられません。それに、作者あとがきの、作者が実際体験した怪奇現象の話がやはり興味深くて面白いし、解釈の仕方が好き。毎巻、本編ももちろん楽しみにしてるけど、半分は作者あとがきの楽しみもある(笑)ただ、この作品のほぼ原作とも言える(私が勝手に言っているだけ)遠野物語の内容を私自身が忘れてしまっている箇所がチラホラ。また、読み返そうかな。
Posted by ブクログ
童子の出番が少なく、司貴や迷家荘の人間の奮闘ぶりが良かった。先代の童子はずいぶんと皆に可愛がられていたようで、忘れてしまった側も忘れられてしまった側も寂しい。