あらすじ
“龍”になるため、プティシャトンの関係者を殺害し続ける楊。
しかし情報は揉み消され、怒りで我を失った楊は銃を手に環の学校へ向かう。
暴走する楊を止めようとするリュウと加藤。
そして惨劇の場と化した学校で環は――。
生きる意味と命の価値を問い続ける!
電子+紙累計280万部突破!!
大ヒット臓器売買ミステリーの金字塔!!
感情タグBEST3
楊も最初はものすごい悪役として登場したのに実はプティシャトンの犠牲者だったんですね。残留3世ってリュウもそうだけどそれほど居場所のないものなのか。それにしてもちょい役だと思っていたジャーナリストがこれほど暗躍するキーパーソンになるとは(笑)
相変わらず面白い
いつもは鯨になっても仕方ないと思ってしまう悪人ばかりだが、今回は何故だが感情移入してしまい切なくなってしまった。
人間、生まれた時からの悪人はいなくて、人生のどこかで歪んだ感情や考え方が芽生えてしまうのだと思う。次巻以降は鯨になった人物の過去に思いを馳せて読みたいと思う。
Posted by ブクログ
環の学校で鈴原環の名前を叫びなら銃乱射するヤン.これはもみ消せないだろうってことなのかな.人質にとった高校生にライブ配信をさせ,プティシャトン事件のこと,そして鈴原環に対して語りかけるヤン.ヤンを狙撃しようと機会を伺う加藤.環はそれすらみこしてヤンをスタンガンで気絶させる.狙撃できなかった加藤のもとに現れる瑞希.加藤を問い詰めるも,逆に加藤から警告されてしまう.
プティシャトンで死んだ記者は実は生きていた.死んだと思われた数年後にヤンに接触していた.ヤンが顧客リストの人間を殺すことを提案すると,記者は前金で5千万,目的を完遂したらもう5千万払うと言う.
ヤンはクジラになりました.ヤンを狙撃しようとした人間は加藤だろうと当たりをつけた環は加藤がどのような人間か気になり始める.
休校明けに登校した環を糾弾し殴るクラスメイト.その後,SNSではヤンが自殺した偽物の動画が拡散される.偽物の動画を撮影・拡散したのは死んだはずの記者で,黒幕っぽい人に報告してる.
加藤の素性を洗っていた廣瀬.加藤の兄と父は立て続けに亡くなっていた.兄はキャリアだったのに地方に左遷されており,その理由が児童買春ではないかと疑う.