あらすじ
突然の災厄が、嘉兵衛を襲った。彼自身がロシア船に囚われ、遠くカムチャツカに拉致されたのだ。だが彼はこの苦境の下で、国政にいささかの責任もない立場ながらもつれにもつれたロシアと日本の関係を独力で改善しようと、深く決意したのである、たとえどんな難関が待ち受けていようとも…感動の完結篇。
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Posted by ブクログ
最後の嘉兵衛との別れ際にリコルドとロシア水夫たちが「タイシヨウ、ウラァ!!」と3回叫ぶ、このシーンを読むためにこの本は存在すると思う。
Posted by ブクログ
ゴローニン事件後、ロシアの捕囚となった高田屋嘉平による、日露関係改善の努力。大黒屋光太夫も高田屋嘉平も、全員がそうではなかったにしろ、江戸時代の船頭クラスの教養・人格の水準が高かったことには驚かされます。
Posted by ブクログ
hello
My pen-name is Garakutakundesu.
today morning read a japanese novel's
title nanohananooki final.
novelist Mr ryotaro shiba.
this book past is edo jidai.
the hero is mr kahei takadaya.
he work was the shipping industry.
he life was full of ups and downs.
he was a great achievement.
I am excitement.
By g
Posted by ブクログ
ついに読み終えてしまいました。
故郷に足を踏み入れたいがために言語習得に
熱を入れ、相手側からくる不条理には
敢然と立ち向かった嘉兵衛。
それはひとえに幼い時の経験が
ものを言ったのだと思いますね。
そうでなければここまで「庶民」としては活躍しませんもの。
そのひたむきな心は当初は嘉兵衛たちに好意を
持っていなかったものさえも変えてしまいました。
(その後のほかの日本人の漂流時は
その人は厚遇で彼らを救います)
そして、すべてが終わった後の
言葉のやり取り…
間とかもうね、グッとくるものがありましたよ。