【感想・ネタバレ】菜の花の沖(三)のレビュー

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Posted by ブクログ

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最近並行して、ヴェネツィアや琉球のように貿易立国をしていた地域の事を書いた本を読んでいますが、この「菜の花の沖」は北前船という日本国内貿易について書いているにも関わらず、面白さは群を抜いています。天下取りの英雄や、維新の志士が出てくるわけではありませんが、司馬遼太郎の著作の中でもかなり上位ではないかと。
この巻は蝦夷地における松前藩の支配と、ロシアの南下に対応した江戸幕府の動きがポイント。江戸幕府の外交と言えば、ペリー来航時の無策ぶりから機能不全だったのではとのイメージありましたが、有能な人物の登用等、官僚組織がきちんと機能していたことがよくわかります。

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2014年07月20日

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ネタバレ

ついに飛躍していく巻となります。
だけれども、松前は嘉兵衛にとっては
あこがれとともに、課題の残る場所となりました。

この中には、私たちがこれから
変えていかないといけない部分があります。
それに関しては今も騒がれていることで
必ずその負の連鎖は立たないといけないでしょう。

彼が史実上どのようになっていくかは知っていますが
これからが楽しみです。

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2019年11月02日

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江戸幕府は、東蝦夷地をアイヌを奴隷のように酷使することによって一方的に搾取することしかしない松前藩から直轄地へとチェンジ!
その直前に幕府の要人と偶然親交を結んでいた嘉兵衛さんに大きなチャンスがやってきます。
しかし、それはハイリスク&ハイリターン。

もちろん嘉兵衛さんは突き進むんだろうな…。
ろんな意味で大きな流れが時代を新しい局面に向かわせようとしている力を感じました。

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2012年12月25日

Posted by ブクログ

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3巻に入り、一気に話が進む。

高田屋がはじまり、「高田屋嘉兵衛」の物語になる。

北前船のしきたり、松前藩の状況、アイヌたちの扱われ方、など、引き込まれていく。

厚岸に商売とは別件で向かうなど、今後に繋がるであろう話も出てきた。残り半分。ここからどう進むのか。

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2014年03月18日

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