あらすじ
※この作品は以前配信していた『魔女の宅急便』と内容は同一です。カバーイラストが差し替えになり、中の扉絵イラストが追加になっています。
宅急便やさんも2年目を迎え、コリコの街にもすっかりなじんだキキとジジ。でも大問題が持ち上がり、キキは魔女をやめようかと悩みます。人の願い、優しさ……キキは、再び新たな旅立ちを迎えます。
キキという魔女の女の子が、さまざまな人との関わりを通じて、独り立ちをし、大人になり、そして母になっていく物語です。
特に、大人になっていく様が感じられる4巻「キキの恋」、5巻「魔法のとまり木」が甘酸っぱくておすすめです。
澄んだ描写、美しい描写がされています。そのため、まるで自分自身もキキの暮らすコリコの町にいるかのような、さらにキキ達と共に季節の移り変わりを感じているような気持ちになれます。そのため、最近、季節を感じられていないと感じたときに読むのがおすすめです。
また、「魔女の宅急便」は児童書であり、比較的読みやすいです。そのため、なんとなく疲れたときに読むと元気がもらえます。元気が欲しいときに読むのもおすすめです。
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Posted by ブクログ
故郷からコリコの町に帰るキキ。
2年目もキキには色々な運びのお願いが届きます。
どの宅配も、運ぶ以上の素敵な物語が生まれます。
「16キキ、種を運ぶ」にてキキはコキリさんからくしゃみの薬の作り方を教わるシーンがあります。
自分のペースで新しいことに挑戦するキキの成長と楽しい気分で自発的に物事に取り組むことの重要性を感じました。
魔女を楽しむキキを見ていて、こちらも心が踊ります。
今回、特に心に残ったのは「10キキ、さんぽを運ぶ」
体調を崩して日課のさんぽができなくなったおじいさんの杖を、代わりに病院から家まで歩いて運ぶキキ。おじいさんの依頼で、病気ということは内緒で旅に出かけた、という内容でキキがおじいさんの友人を尋ねます。
おじいさんの杖を目印に話しかけてくる少年や靴屋のおじさん。一緒に歌うキキ。程よい距離の友人がたくさんいて、なんておじいさんの人生は豊かなんだろう、と温かな気持ちに包まれます。しかし、同時におじいさんがその場面にいないことに切なくなります。
新しい出会いをおじいさんが運んでくれた幸福感と、おじいさんとの別れの悲しさが混在します。楽しさと切なさが入り交じり、日常への近さを感じました。
おじいさんはきっとどこにいても、朗らかに軽やかに歌っているだろう、そう思います。
おじいさんのユーモアを見習いつつ、今日が有限であり、喜びに満ちた日々になるよう、日常を過ごしたいと思ったお気に入りのお話です。