【感想・ネタバレ】家畜人ヤプー 第一巻のレビュー

あらすじ

ある夏の午後、ドイツに留学中の瀬部麟一郎と恋人クララの前に突如、奇妙な円盤艇が現れた。中にはポーリーンと名乗る美しき白人女性が一人。二千年後の世界から来たという彼女が語る未来では、日本人が「ヤプー」と呼ばれ、白人の家畜にされているというのだが……。

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

世界観が凄過ぎます。異常です。
ヤプー(日本人)、セッチン(肉便器)、ヤープドック(畜人犬)、チンポー(珍棒)etc。
不明です。
何語?何人?時代は?場所は?すべてが??から始まります。
ジャンルもよくわかりません。SF?ファンタジー?エログロ?スカトロ?SM?鬼畜?神の話?
多分全部含まれますし、日本人(家畜人)の扱いがヒドすぎ。
もう、読みながら想像の限界を超えます。「えっ?えっ?どんな姿形?」となります。
だから1巻だけ読んで即座に漫画版を購入。
これが1950年代に連載されていたものとは更に驚き。
でも50年後にこの本を読む人も多分驚くと思う。

0
2012年12月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これは、この気持ちはどう言えばいいのか……

どんなに日本が世界で活躍しても、所詮は奴隷以下の家畜として生きている、そう絶望的な気持ちになった。その絶望的な気持ちこそがマゾヒズムの極致であって、この作品の魅力のひとつなのだろうけど。

単純に物語として楽しめる、というレベルは超えている。日本人である主人公、ドイツ人(白人)であるヒロイン。この二人が徐々に、そして決定的に離れていき、主人公がヤプーになるというこの1巻では、同じ日本人としての屈辱的な思いが心を支配する。でもそれでも、いや、それだからこそ、ページをめくらずにはいられなくなる。魔力というよりは怨念に近いものがあった。

日本人である主人公が家畜になっていく様は、序盤で主人公がヒロインに馬をプレゼントするというシーンを思い出すととてもやりきれない。なんという皮肉。

すべてが倒錯するこの作品の世界で、読者はなにを感じればいいのだろう。

0
2012年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正体不明の作家、沼正三氏によって上梓されたもの。当初の発表は1956年より『奇譚倶楽部』にて。以降単行本出版にあわせて加筆訂正され、幻冬舎版が最終稿。

なお幻冬舎版は5巻組で本作が初巻。

内容は一言で言うと、超未来SF/SM小説? 

・・・
いやあすごい作品でした。ぶっ飛びました。

2000年後の未来で、日本人(だけ)が黄色人種の中でも家畜とされ、科学の力で奇形や小人にされ、白人にサーブするという世界。

その未来から来た白人(UFOの墜落)を助けた日本人とドイツ人のカップル。

彼らが、かのUFOに乗って未来での日本人(ヤプー)の取り扱いに驚愕するというもの。日本人麟一郎はもう奴隷以下の家畜の扱い。その許嫁クララはいつの間にか麟一郎を忘れ、未来の貴族生活に魅了されてゆくという筋。

・・・
ちなみに未来ではヤプーは遺伝子操作や医薬品用の実験などにも使われ、さらには原種を過去の日本に狩りに行ったりするとか。ちょっと豚さんや牛さんの気持ちが分かります。。。

・・・
まーでも、すごいのは1950年代で未来の在り方を描くということ。創造力の奔出。

・未来人は女性上位。

・未来人はトイレに行かない(トイレからこちらにやってくる)。

・下働きは家畜たるヤプーが行い、さらにそのヤプーの管理を黒人奴隷が行う。厳密な階級社会。

そしてこれら細々とした設定(科学技術)や歴史が漢字(英語・ドイツ語のルビ付き)で縷々語られる。

下の話題やスカトロ系の話を極々真面目に熟語で表現する、みたいな(トイレ専用ヤプーが人間のふんや尿を口で受けてそのまま完全消化するという。。。)。

だからこれ、ふざけてんのか、真面目なのか、よく分かりませんよ。

でも、きっと真面目に丹精込めてここまで昇華させたのでしょうね。本当に好きで、根詰めて考えないと、こういうのは作れないと思います。

・・・
ということで、沼正三氏の作品でした。

五巻セットでしたが、なんだか一巻でおなかいっぱいになりました。。。

悪徳の栄えのごとく、価値転倒の極北として文学史に残る可能性はありますが、これを読んで生きる糧になる、という性格のものでは決してなかったと思います。

また、『これ面白かったよー』と他人に教えられるものでもないですね。そんな本ネタを聞いてくれるひとなど周囲に居ませんが。

0
2026年10月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これはびっくり。TikTok?で激ヤバ本(語弊)と紹介されてて、あらすじ読んで、ふーんちょっと読んでみたいかも〜と思っていた矢先に読める機会があったので…設定がきちんとされすぎていて、途中で辞書?みたいなページがめちゃめちゃ入る。読書初心者にはなかなか時間かかる、読むのに ふう、となる 本でした 再編集?されていたみたいで、あとがきで知ったんですけどこの作者さん、結構得体の知れない人物らしく、それにもびっくり どういう原理、理屈で未来人、またはそれを取り巻く環境が成り立っているのか現代の環境を踏まえながら説明しつつ、なるほどそれならできなくもないかーとなる絶妙なポイントで成り立っている(気がする)想像力が貧困なのでこんなに細かく説明してくれてても えっ…つまりどうなってる?と思いながら読みました 瀬部氏、どうなるやらと思いますがすでに人外な施術は終わってしまったのであとはもう未来人に馴染んだクララに家具として扱われるのでしょう…わたしも黄色人種なので気が抜けない←? 初めてこういう本を読んだ なんでもありやなぁ面白かったです

0
2023年09月07日

「小説」ランキング