あらすじ
ポーリーンに連れられてクララと麟一郎が向かった二千年後の未来は、白人女権専制社会である宇宙帝国イースが支配していた。そこでヤプーは生体手術などの加工を施され、道具として扱われていた。人間椅子、肉便器(セッチン)、畜人犬(ヤップ・ドッグ)、自慰用具の舌人形(カニリンガ)や唇人形(ペニリンガ)……。想像を絶する世界にさまよいこんだ二人の運命は? 反ユートピア小説の金字塔、第二巻。
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Posted by ブクログ
あっという間に家畜化されてしまった憐れな麟一郎。
それにしてもクララの心変わりが早すぎる。
まぁかなり偏見が入ってるとは思うけど、女ゴゴロって言うのは変わり身が早いからねえ。
物語は日本神話の世界とリンクしてきたけどはたして麟一郎の運命は。
3巻へ続く。
Posted by ブクログ
だんだんと、去勢・加工されていく麟一郎が不憫なのだけど、あまりに当たり前に事がすすむので、「あらそう」と麻痺してくる。
ほんと言葉の表現、記述が面白いな〜曖昧でなくきっちり書ききるところが素晴らしい。
Posted by ブクログ
あらかた世界観を説明し終えたのか1巻程の偏執狂的説明がなりを潜め日本神話を下敷きにした言葉遊びが目立つ。マゾヒズム小説とみると主人公を去勢させたのことには違和感があったが、あとがきにも見えるように肉体の部分ではなく全て、はたまた文化構造までの倒錯を狙ったのであれば驚嘆のひとこと。とはいえ少し飽きてきたので次巻読むのはまた今度かな。