感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1巻の中盤あたりまでは非常に不快で気持ち悪くなった。
後半からヤプーの在り方について興味が沸いた。
2巻からイース人の考え方に肯定的になり、3巻から世界に対して違和感を感じなくなる。4巻でイースの歴史に触れ、ヤプーと黒奴と白神への理解が深まり、5巻で従属し使われることの歓びを知る。
巻数を重ねるごとに自分の価値がわからなくなってゆく。奇書とはよく言ったものだった。
Posted by ブクログ
たとえば、悪魔がわたしにこう囁くとしよう。
『今まで体験したことのない快楽や享楽を与えてあげよう。但しお前は人間ではなくなる。それでもよければ甘んじてこの快楽に身を委ねるがよい』
勿論わたしはその言葉を受け入れないであろう。
だが、他人がその言葉に導かれて堕ちていくのをこっそりと覗くだけならやってもよい。
そんな人のためにこの本は書かれたんだろうなと思う。
可憐なドイツ人の恋人♀が、快楽に目覚めSに変態化し、気高い日本人の恋人♂が、快楽に目覚めMに変態化する。
淫靡な匂いのする妖しい世界にようこそ・・・・・・
Posted by ブクログ
いやーなんとも壮大な物語だった。
全5巻の長丁場だったこともあって途中、中弛みもあったけど最後まで楽しく読ませていただきました。
そうかぁ麟一郎はそっちを選んだかぁ。
まぁむずかしい判断だったとは思うけど麟一郎の人生を思うとなんともやりきれない気持ちになった。
そして、クララも麟一郎もそうだけど人ってこうやって洗脳されていくんだなぁってのがよくわかった。
自分自身こんな世界に放り込まれたらきっとヤプーとして生きていっちゃうんだろうなぁ。