居酒屋の社員の女性、沼ちゃんが一人でマンションを買おうとする話。
かといって、マンション購入を鼓舞するような雰囲気ではない。
メインは沼ちゃんのストーリーだが、オムニバスのような形式で、
妙齢の一人暮らしをする独身女性のストーリーが挟みこまれる。
住まいに関する話題から切り取る彼女たちの暮らしは様々。
全てが上手くいっているわけでもなく、時に寂しさも描きながらありのままを淡々と映し出す。
独身でも、既婚でも、そこにあるのは等しく暮らしなんだな…としみじみした気持ちに。
マンション購入に関しても同じだ。
たくさんの検討の末、念願のマンションを手に入れた沼ちゃん。
けれど「手に入れてからが勝負だね」と作中のセリフにある通り、マンション購入はゴールではない。
ローンや今後の生活を考えて不安になりながらも、
「わたしのおうちを大切にする」という気持ちを一番優先にしていく沼ちゃんの姿は
健気であり、とても愛しい。
家とは?暮らすとは?そんなことを改めて考えさせられる。
何が良い、何が悪い、というのを決めつけずに
いろんな暮らしがあることを、優しく抱きしめてくれるストーリー。
感情タグBEST3
匿名
沼ちゃん、新居購入おめでとう!
入居前にどれだけ手を加えるか、、良くしようと思うとキリがないですね、、伊達さんの的確なアドバイス、頼りになるね。
ちゃんと節約も心がけて、仕事も一生懸命で頑張ってるなぁ。
沼ちゃんの焼き鳥、すごく美味しいそう😋
家族が欲しい
前回家を購入した沼ちゃん。
自分の面倒は自分で見る、そんな姿に素敵だなと思ったのも事実ですが、やはり家族がいる人を羨ましく思ってしまいました。
結婚や出産が女の幸せとは思いませんが、自分のことを心配してくれる誰かがいるっていうのはとても素敵なことだと思いました。
沼ちゃんがこのことに関して何らかの選択を行うかわかりませんがとても楽しみにしています。
Posted by ブクログ
自分の城は自分で手に入れて守らなきゃいかんのね。最初に出てきた人みたいに、行きたいとこへ次々行く度胸はすげーなあ。賃貸なら出来るけど、買ってからやるとは。逆に要さんみたいな金の使い方も、自分が納得してればそれでよし!
Posted by ブクログ
ついに沼ちゃん、マンション購入!
でも、これで終わりではない。むしろこれから。
楽しみもあるけど、不安もいっぱい…
伊達さんの言葉、沼ちゃんの心がまえ、オムニバスの登場人物たちの生き方。
どれも心の奥に響いてきます。
すごく勇気付けられる。 大切に読み直そう。
Posted by ブクログ
やさしい世界。
お金貯めたくなる。あとオマケ?のアンケートのやつおもしろい。好き。
私だって賃貸とはいえ一人暮らしなのに、本当に自分の好きな空間に住んでるかって言われたら違うなぁ。
大幅に変えるためにはお金が必要で、でもお金はない。センスもない。
でも5階から見えるこの広い景色だけは本当に好きだ。
Posted by ブクログ
沼ちゃん、ついに家を買う。
沼ちゃんが家を買ってからも、MJマンションのメンバーとの交流が続いているところがほっこりしたし、要さんが耳が強くないと知っていても、音楽に惹かれてしまうところ、阿久津さんがその姿を見て眩しいと思ってしまうところすべてが、嫌らしくないないものねだりだなと思った。
こういうないものねだりっていい意味での刺激をもらえるから、上手いこと自分のタンクに取り込んでガソリンにしていきたい。
Posted by ブクログ
感情移入派の私にとっては
いまいち誰にも移入できず
「家を買う」てゆー興味項目の
ために読み進めてきたけど。
今回はすごく好き!!
ほっこりして、ジンときて。
ぬまちゃん以外の
ストーリーがすごくよかった。
最後の名古屋のお父さんの
1人で住んでても
1人で生きてるわけじゃない。
てすごい深いとと思った!
Posted by ブクログ
今回の巻が一番クオリティ的にはイイんじゃないかなぁ…などと思うわけですけれども。今回も独身女性の「家」に対するアレコレが描かれていますけれどもねぇ…表紙にも載っている彼女の行方が気になります…! それにしても彼女は周囲の人に恵まれているような気がします…。男で…名前は忘れましたけれども、ずっと彼女に携わってくれている不動産屋さんの男でして、これがまたアレですね、お仕事の関係を越えた…何か…であるわけでして、いっやー、別に恋愛関係には陥らないと思うんですけれども、ともかく彼女の…何某かの雰囲気が男に「放っておけない!」と思わせるんでしょうなぁ…。
他にもなかなかに気になる登場人物が居たりしてアレですねぇ…この漫画は…一人暮らしの女性に支持されそうな悪寒がします。さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
Posted by ブクログ
あまりに丁寧で、心の隅にジンときます。家と、そこにいる人にはいろいろなドラマがありますね。共感できるところがたくさんあります。子の立場にも親の立場にもなれて、田舎の両親的なストーリーがでてくると、苦しいくらいです。