あらすじ
東の大国・サイの首都ジョングァンにやってきたイリーナ。夫であるアスライが総督に任命されたからだ。ならば世界帝国オルドブライの次期皇帝にも、アスライが指名されるのではないか。出生に疑惑がある彼を、皇帝が息子と認めたのだ……嬉しく思うイリーナだったが、サイ国でのアスライに対する反発は強い。アスライは、サイで古来より続いてきた〈官試〉を廃止するつもりなのだが――?
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Posted by ブクログ
3巻目。
今度は、アスライの母の母国であるサイの国でのお話です。サイの国のイメージは、後宮なんかがあったり、宦官とか科挙のような官試があったりと、中国をイメージして読んでました。
これまでも何度も出て来ていたアスライの出生の秘密ですが、こんなにあっさり、略奪元が判明するものかなぁ、なんて感じもしましたけど、私としては、やっぱりアスライの父はオルドブライの陛下でいてほしいものです。
イリーナの元婚約者であるフレンドルのミハイルにも嫁が来ているし、今度は西に向かうしで、動きが出て来てますけど、もうちょっとアスライとイリーナのラブラブ描写が欲しいです。
あと、池上紗京さんのイラストには、今回も満足です。
やっぱり、きれいな絵だと挿絵でみても違和感ないです。