あらすじ
今日も殴られた。
恋人のかんちゃんに。
でもそれは別にかまわない。
俺の恋なんか、
ふたり分の体液で錆び付いてるんだ。
そんな錆びた俺の前に、
中学の同級生、真山が現れて、
そしたら急に俺は気になった。
自分についた青あざとか、傷跡が。
だってお前はあの頃と同じなんだ。
俺をキスだけで動けなくした、
あの雨の日と――。
甘いだけの恋なんかじゃ物足りない。
おげれつたなかが描く、
イタイの覚悟の本気の恋の物語。
【電子版限定おまけ付き】電子版描き下ろしイラストペーパー(1P)を収録!!
高校時代からつきあってる“かんちゃん”にDVを受けている弓。そんな弓のバイト先に、中学時代の友人・真山が現れます。不器用な真山が示すまっすぐな好意に、弓の気持ちは揺らいでいきます。
「これ以上近づきたくない 近づかれたくないはずなのに 会うための理由を探そうと必死になっている」という弓のモノローグに、真山へ惹かれていく自分の気持を抑えようとする、弓の切なさ、いじらしさが滲み出ていて、胸がきゅーんとなります…。
本当は惹かれ合っている二人ですが、弓を守りたい、自分を頼って欲しいという真山の真剣な言葉が、むしろ弓を追い詰めてしまいます。
このもどかしさ!この心の震え!20代の男性同士なのに、真山と弓の関係はまるで初恋のよう。ヘタレな真山ですが、弓に対する思いの深さに、ついつい応援したくなります。
DV男・かんちゃんのその後の話が収録された『恋愛ルビの正しいふりかた』もあわせてどうぞ。
感情タグBEST3
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この作品で終わらないで欲しい
この作品を読んで終わらないで欲しいです!
この後のかんちゃんの話や、なぜ暴力をふるうようになったのか知ってからこの作品を読むと、別の角度でさらに楽しめます。
実際全シリーズを読むと、弓は悪くないのですが、どうしてもかんちゃんに肩入れしてしまって、ふたりが幸せなところを見ると、その間ずっとかんちゃんは苦しんでたんだろうなと思うと本当に胸が締め付けられます。
匿名
おげれつ先生の作品で初めて読んだのは「ハッピーオブジエンド」。すごくよかったので、今作と恋愛ルビ、はだける怪物上下を一気買いしました。やっぱいいですね。DV受けてるのでツラいシーンもあるんですが、辛かった分、救われてハッピーになるとこがこちらも一緒に救われた気持ちになって嬉しくなります。話のもっていき方も引き込まれるし、セリフもリアルなのでキャラが実在するんじゃないかと思うくらい。たとえスピンオフがなかったとしても、これ1冊で話がうまいことまとまって成立しているのでそういう意味でも先生は見せ方がうまいなぁって思いました。
これは
後で読んで正解でしたね。
かんちゃんの良さを知ってから見ないと
辛いでしかない。
これは真山の良さだけがわかる作品かな。
このシリーズを全て読んだら
登場人物みんなの良さが分かって大好きになります!ぜひこれを見た方はシリーズ全部読んでください!
ギャグ・コメディ系が好きで切ない系はほぼ買わないんですけど、大好きな作者さんの作品なので買ってみました・・・。
中身はすごい詰まってて読みがいがあるし引き込まれるんだけど、やっぱり切なくて悲しい!
続きがあるみたいなのでそちらも買ってみて皆がハピエンで終われる物語を期待します!
DVものは辛いけど
最初からいきなりカンちゃんにボコられて、首絞められ、最後はやってる最中に根性焼きされてて、途中で読むのやめようかと思った。けど最後まで読み終えてみるとすごく考えさせられたといか、面白かった。弓が真山君と心が通じたのでほんと全て救われたというか。
弓とカンちゃんって高校の時は幸せだったのに、なぜに変な関係に終わった?恋愛ルビの正しいふりかたも読んでみます。
落ち着くところ
弓と別れた後のかんちゃんのその後のストーリーを読んだ後にまた読み直してみました。おげれつ先生の描くストーリーが刺さります。弓には甘々の真山をあてがい、かんちゃんには明るくて強い秀那を用意して、それぞれの結果にただただ参りました。虐待された弓の心と体の傷は真山のような抱擁系わんこに癒してもらいましょう! かんちゃんは受けたダメージが深すぎて、大変で可哀想な将来しか見えてこないけど、いつかかんちゃんを愛する人に枷から解放される事を願ってやみません。
もう、すでに
かんちゃんのその後を読んでしまっているので、そんな恋人とは早く別れなよ!と思えなかった。
好きな筈の人への暴力、好きな筈の人からの暴力。
胸が痛くて、私にも真山がオアシスだった。一途、奥手、全てが愛しかった。
結果、こうなる事が3人のベストだったのだろう。
辛かった分、沢山幸せになって欲しい。
ぜひ読んで、、、
このマンガからはいった人は、かんちゃんがただのクズ野郎に感じるかも知れませんが、かんちゃんはすごく葛藤している人だと、おげれつたなか先生の別の作品でわかります、、、
弓が幸せそうに笑う顔をみても、なぜか切ない気持ちになってしまうのは、きっとそのせい(><)
エロいだけじゃないので、ぜひ、おげれつたなか先生の作品を全部読んで見てほしいです!!!
おかしいなぁ
バイオレンス系は苦手なんだけどおげれつ先生のは大丈夫なんだよね
前半の弓の描写は苦しくて切なかったけど真山の天然っぷりと一途さで救われた
後半は弓の幸せそうな笑顔がたくさん見れて嬉しい!
初Hシーンでの真山が面白すぎ(笑)
分かるよ!ずっと好きだった弓とだもんね!
さて、元カレかんちゃんのスピンオフもあるみたいなのでそちらも覗いてみようと思います
新刊出たので読み直し
スピンオフの「はだける怪物下」が新刊出たので読み直ししました。やっぱり良かった〜ただ痛い痛い弓かわいそうなぐらい痛いシーンがたくさんありました。
こっちではクソDV彼氏ですが「はだける怪物」では最高にかわいい受けなのでオヌヌメです☺
Posted by ブクログ
恋人のかんちゃんにDVを受けている弓。
かんちゃんとは高校時代からつきあっていて、そのころは優しかった。
卒業後、かんちゃんはサラリーマン、弓はフリータとなってから、かんちゃんははなぐるようになった。
かんちゃんの勤める会社が超ブラックでそのストレスを全部、弓にぶつけているようだった。
弓がはたらいている居酒屋で、中学時代の友だちで好きだった真山と再会した。
真山は近くの大学院にいっているらしい。
真山は弓の働く居酒屋に通う。弓とは中学時代キスをした仲。
高校に行っても会おう、電話する!と言われたけど、電話はなかった。
大好きだった。また会ったら、好きになってしまう。家にかんちゃんがいるのに。
殴られた後のまま仕事にいくと、真山に恋人に殴られているのかと聞かれた。
殴られるのは、しょうがないんだ。
でもそれじゃダメだという。
って話。DV男がめっちゃむかつく。
何で殴られたままなん?なんで弓はそんな優しいの?
それがもやもやする。
このあと、「恋愛ルビの正しいふりかた」「はだける怪物」につながっていくんだけど、それを全部よんでまたここに戻ってきたら、
またかんちゃんに関する気持ちがかわってきて、
全員つらいな~っておもうようになりました。
弓‥‥
とっても不憫な子です。
かんちゃんから暴力を受けても笑って受け流す弓。
読みながら『もう別れちゃいなよー』って何度も思いました。
真山が登場してくれて良かった!
実は学生時代から想い合っていた2人なので、最終的に幸せになれて良かったです( ´͈ ᵕ `͈ )
痛い…
前半 痛々しくて 弓に同情しまくりでした。
弓の精いっぱいの告白に 真山まさかの手繋ぎには 弓同様笑ってしまったわ。
ストーリーは好き嫌いあるだろうなぁ…
ま、ハピエンだから多少の暴力でも 私的には☆4つです。
口コミを読んでいたから覚悟はしていましたが、DVがあって私には苦手な場面がありました。
でも、絵がきれいで、話もしっかりしていて、楽しめました。
最後は、幸せになれたみたいで良かったです!
シリーズ1作目!
『はだける怪物』発売を機に、シリーズ4冊まとめて買って読んでみました。レビューの評価が高いので、ご意見を信用して購入。
…あぁ、間違いなかった!意地っ張り、もだもだ、現実からの逃避、そんな心情を行ったり来たりで1冊まるまるかけて描写されています。読みごたえすごい!
星1個減らしてるのは、バイオレンス部分が痛々しくてヒェーとなるからです。でも、この作品に必要な描写と理解しております!
辛い
DVが痛々しくて辛かった。真山と再会しなかったら弓は更にボロボロになっていたかと思うと、真山と再会して良かった。真山なら大事にしてくれそうだし本当に良かった。
ただ、真山と弓の中学生時代をもっと描いて欲しかった。「友人」となっているが、学校でキスしてる、「恋人」ではなかったの?その辺を深掘りして欲しい。
かっちゃんのその後?の話しが描かれてるのを一緒に購入したが(まだ読んでないが、かっちゃんを好きになれそうにない)弓と真山の方をもっと見たい。弓が幸せな所をもっと見たい。
Posted by ブクログ
かんちゃんヤバいよ…
弓もなんであれがつらくないのよ。
弓が真山をだめな理由がいまいちしっくりこなかった。
かんちゃんクズだけど、「俺達そのうち楽しかったことも思い出せなくなっちまう」ってのと泣き顔はもう切なすぎたな…別れの場面秀逸だった。
Posted by ブクログ
何故DVの子と付き合うようになったのか?とか、あっさり別れたなぁ、とか。モヤっと感は残りますが、スピンオフ出るらしいのでそこで掘り下げられてるかも?元カレDV男のかんちゃんの闇が楽しみです。
作風はシリアスなものの、童貞くんな攻めの初体験シーンとか笑える所もあって良かった。ちょっとそこだけカラー変わりすぎかな、とも思わなくはないけど…でもやっぱ萌えてしまう腐女子のサガ(笑)
好みが分かれる作品
DVを振るってしまう人も、DVを振るわれても尚離れていかない人も、どちらの気持ちも私には理解が出来ない。
なのでこの作品に関しても、
かんちゃんに殴られても、惨めだと思われたくないから弓は強がってしまうってあったけど、かんちゃんと別れたらそもそも殴られる事もないから惨めだと思われる要素もないよ?とか、
かんちゃんはかんちゃんで、弓とこのまま一緒にいるともっと酷い事をしてしまうから別れてくれ、オレをこれ以上酷いやつにしないでくれ!みたいな事を言ったけど、いやいや、人のせいにすんな?とかって、めっちゃ冷めた気持ちで読んでしまった。。😅
でも最後は弓と真山がくっ付いてくれたからホッとした!
ってか真山が10年前にもっとガッツ出して弓を引き留めてたらその後弓がかんちゃんと付き合う事も無かったのにな〜。。
まぁ真面目くん&ヘタレだからしゃーないか😂
DV要素は苦手だけど、内容はしっかりあってストーリー展開もとても上手な作家さんなので、(好き嫌いは置いといて)読み応えはかなりある作品だと思います。
えげれつ先生の描く内容は色々深い。。
男の子って…
みんな可愛い!
高校卒業して何年も経ってるのに色んなこといつまでも引きずってて、儘ならないこともたくさんあってどうしようもないってわかってるけど何とかしたくて誰かにすがってしまう。
でも思ったよりDVシーンはソフトな感じ!?
何より最後、ハッピーエンドでほっとした(´∇`)