【感想・ネタバレ】百年法 下のレビュー

あらすじ

自ら選んだ人生の結末が目の前に迫ったとき、忘れかけていた生の実感と死の恐怖が、人々を襲う。〈生存制限法〉により、百年目の死に向き合うことになった日本人の選択と覚悟の結末は――!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

SFのはずなのに身に迫る現実感がすごい。
上巻での後手後手に回りまくる日本の姿とか、存在しない事象を巡る話なのに説得力がありすぎる。
ずっとみんながみんな自分だけの立場から身勝手なことばかり言っていて、まあそれが人間らしいと思ったしその集合体が国であり代表が政府だと思って読んでいたけど最後の最後に人のための決断をした国民たちの流れが希望的で素敵だった。
個人的には牛島大統領と遊佐首相の確かに存在した絆がわかった時すごく胸熱だった。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

不老化の手段を手に入れた日本共和国が滅び、再建するまでの話。
ぶっ飛んだ設定だけど、ディティールがしっかりしていて世界観に入り込めた。
センチュリオンの北沢大佐が大統領司令ゼロ号を発動した時はアツすぎて鳥肌が止まらなかった。
ケンの最後の演説が、現代を生きる自分にグッサグサに刺さって…
安全圏から文句を言うだけの人間でいいのか?と深いところまで問いかけられたようだった。

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2025年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

⚫︎感想
最後までめちゃくちゃ楽しませてもらいました!
登場人物同士の関係、駆け引き、国民の不安、パニック、生きることへの尊厳、本音と建前、美醜…全てが詰まった人間ドラマ。ラストも好み。綺麗にまとまってカタルシス感あり。

⚫︎あらすじ(本概要より転載)
不老化処置を受けた国民は処置後百年を以て死ななければならない―円滑な世代交代を目論んだ「百年法」を拒否する者が続出。「死の強制」から逃れる者や、不老化処置をあえて受けず、人間らしく人生を全うする人々は、独自のコミュニティを形成し活路を見いだす。しかし、それを焼き払うかのように、政府の追っ手が非情に迫る…世間が救世主を求める中、少しずつ歪み出す世界に、国民が下した日本の未来は!?驚愕の結末!

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2024年01月18日

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ネタバレ

不老処置を受けた人間は百年後死ななくてはならない。
命の期限が迫った政治家の策略、翻弄される民間人、生きるために逃れた人々が集う拒否者ムラ…。それぞれにドラマがあり、何気なく消費するだけの日々を送っている私にはとても刺激的な作品でした。

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2023年08月15日

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ネタバレ

ある国の一つの時代の栄枯盛衰を見た気がした。
不老化処置を受けても近い将来必ず多臓器癌になって死亡する。どんなに科学技術が進歩しても、永遠に変わらないもの、繁栄し続けるものは存在しないというメッセージのように感じた。

国の在り方、国民の責務、国と国民を引っ張っていく主導者の存在についてなど、色々と考えさせられる話であった。
3回目の国民投票で、国民は個人の自由よりも国の存続、発展のため自己を犠牲にすることを選んだ。これは大統領や首相の言葉に心動かされたことももちろんあるが、根底には自国が滅びることを憂い、先人が築き上げてきたこの国を自分たちで終わらせたくない、未来に繋げていきたいと、国民としての責務を果たそうと思ったからではないだろうか。
また、国を強く豊かにするためには、偉大なリーダーの存在が必要不可欠なのだと感じた。主導者の決断で国の進む方向やそこで暮らす国民の生き方が決まる。何度も国家存亡の危機に晒されながらも、その度に最良の政策を打ち出し決断してきた遊佐首相も牛島大統領も偉大な主導者であった。いつの時代も、こうした主導者が現れることで国は発展を遂げてきたのだと思った。

壮大なスケールの話でありながら、そこに生きる人たちの奮闘や時代の移り変わりが緻密に丁寧に描かれており、とても面白かった。映画化してほしい作品だと思った。

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2025年12月26日

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ネタバレ

多くの人が想像したことがあるだろう不老が叶う世界の話
不死ではないというのがミソで、とても面白かった。
人間は終わりがあるからこそ人間らしく生きられるのかもしれない。

私は人が他人を信頼して何かを託すシチュエーションが大好きなので、センチュリオンの指揮権が移るシーンが本当に最高だった。

病気の話もラストで急に出されるんじゃなくて、ちょこちょこ物語に関わってきてたから、予想はできたけど良いラストだと思った。

一度は間違えた国民も、今度は間違えなくてよかったね。

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2025年09月04日

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ネタバレ

不老技術が開発され、それを受けたものは100年しか生きられないという百年法が定められた架空の日本の話。「蘭子」「官僚・遊佐」「警察・戸毛」「蘭子の息子・ケン」「ドクター加藤」が主な語り部だけど、実質的主人公は遊佐とケン。ちょっと登場人物多くて途中混乱してしまったけど、随所に謎が散りばめられていて続きが気になってグイグイ読むことが出来た。

著者の小説は初めて読んだけれど、名詞や動詞ぶつ切りの文体が多く、それがかえって淡々とした印象で物語に合っていた。

百年法に対する人々の反応とかは、とてもありそうな感じ(国民投票で反対されるとか、拒否者村ができるとか)だけど、不老技術が開発されたとしてほとんどの人が20代でそれを受けるとか、家族関係が希薄になるとかはちょっと非現実的かなと思う。たぶん、もっと色んな選択をする人が現れるだろうなと感じた。

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2024年10月08日

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ネタバレ

ラストは鳥肌ものだった。
面白かったです。

結構信じられない展開が続くけど、いざとなったら人間どうなるかわからんな…と色々考えさせられた。

面白いです。
こういうお話好き。

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2024年09月14日

Posted by ブクログ

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すごく生と死について深く考えさせられる小説でした‼︎HAVIの無い世界に生きる私にとって、老いは日に日に近づいてくるものだし、いずれは死ぬということはありのままに受け入れられるものです。ですがこの小説の世界のように、外見は若いままなのに期限が来たら必ず死ななければならないとなると、中々素直に受け入れられない気持ちは分かります。死が迫る程、生に執着してしまう人間の本質を突いた小説だと思います‼︎永遠に若いままの処置を受けたが最後、皆が病気で死んでしまうという展開はあんまりではないか…と思いますが…笑

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2013年(第9位)。
あれから40年。人口が増えすぎるので100年法が施行されている。蘭子も死去。息子ケンはHAVIを受けなかったので老化していく。大統領は40年の統治に疲れやる気なし。遊佐首相は退陣を促すが拒否。SMOCというガンが流行る。そしてクーデター。クーデター者が小物なのがビミョーだが大統領の機転で取り押さえられる。SMOCはHAVIを受けると必ず発症し16年後には全員いなくなることが判明。ってか、HAVIってなんだったのかと読後に思う。まーでも気になってどんどん読み進めたが。

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2024年09月24日

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