あらすじ
チェリストのユキは、その容姿の美しさも相まって人気が加熱し、取材やテレビ出演が相次ぐようになった。そんな時、ノエルとユキの“交際”がスクープされる。拓真との未来を考えてユキが出した答えとは――!?
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辛い話と楽しい話が
冒頭は回想シーン。ユキは意を決して両親に自身がゲイである事をカミングアウトするも失敗に終わるという悲しい思い出。
母親はともかく、父親は全く理解を示さないどころか、息子を罵倒する。ひどい…(泣) その後ユキは親とは決別する…。
佐藤家では母の再婚にあたり、顔合わせの為拓真はユキを伴って実家へ帰省。小っちゃかった友樹が大人になっててびっくりした~。
そして母親はユキと拓真の関係に気付いてしまう。この時の母が拓真に言った言葉が優しくて泣ける。
翌日ユキはこっそりと実家に行き、手紙をポストイン。戻ろうとしたユキが振り返るとそこに拓真の姿が。
散歩を装って迎えに来るという、彼なりの優しさですね。これは泣いた。
ユキの遠征先で2日間だけできたフリーの日に拓真が訪れる話が結構好き❤ 恋人らしく楽しく過ごせて本当に良かった。
…と思いきゃ、遠征から戻ったらユキとノエルが禁断の恋をしているというデマが週刊誌に載り大変な事に。
ノエルがテレビ番組出演時ユキの事を好きって言ってしまったんですね。
しかも反省の色なし。さすがにちょっとイラっとしたわ 笑
そのあと、ユキは雑誌のインタビューでノエルとの熱愛はデマ、
自分はゲイで付き合っている男性(拓真の事ね)がいる事を正式にカミングアウトしました。この時のユキ、かっこよかったな。
匿名
ちゃんと前を向いて、自分を偽る事なく大切な人と生きていくために頑張る姿はかっこよくて美しいな…お父さん、あんな風に言っちゃった事きっと後悔してるんだと思う…次に会う時は前よりももっと胸を張って大切な人を紹介出来たらいいね…
カミングアウトの行方
ユキは両親に子供を作ることはできない。みんなが言う普通の幸せを目指すことはできないと伝えましたが、父親に激怒され好きだった拓真を否定するような言葉を投げつけられます。この出来事がユキの中のしこりとなってしまいました。
マイノリティだと知り、気の迷いではないか確かめたくなるのは親の愛情だと思いますが、全否定しているシーンは見ていて悲しくなりました。この家族はかけ間違えたボタンを掛け直すことはできるのでしょうか…。きっとユキからの手紙を待ち続け、消印がないことにすぐ気づくくらいの人なので、その日は近いと信じています!2家族全員揃った笑顔のシーンを見たいです!