【感想・ネタバレ】功名が辻(一)のレビュー

あらすじ

天下にむかってはなばなしく起ち上った織田信長の家中に、ぼろぼろ伊右衛門とよばれる、うだつの上らない武士がいた。その彼に、賢くて美しい嫁がくるという……伊右衛門は妻千代の励ましを受けて、功名をめざして駈けてゆく。戦国時代、夫婦が手をとりあってついには土佐一国の大名の地位をえた山内一豊の痛快物語。全四冊。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

妻千代の、一豊をおだて転がし育てる言行。運が強いと暗示をかけ、必要なときには金10枚を潔く出し、駿馬を買うことで噂を買う。2巻も楽しみ。

0
2019年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

織田信長の家中でぼろぼろ伊右衛門と呼ばれる、うだつの上がらない武士・山内伊右衛門。その彼に賢く美しい嫁・千代がくる。千代の励ましをうけて伊右衛門は功名を目指し姉川、近江、長篠とかけていく。

千代におだてられ、上手く扱われている伊右衛門が可愛らしい。新右衛門と吉兵衛とのやり取りも良い。有名な馬揃えまで。

0
2025年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私は山内一豊が好きではない。
なぜなら、幕末の土佐藩の迷走は、山内一豊の器の小ささがその種だったと思っているから。
自分が連れて行った家臣だけを大切にし、元々その地にいた人たちを見下して足蹴にして。
ぼんくらが大名になると、これだからいかんよ、とずっと思ってきた。

この本を読んでわかったのは、本当に山内一豊はぼんくらだったこと。
いや、小説ですが。
功名を立てたい、とやみくもに思うだけで、ほぼほぼ妻の千代の掌で転がされておる。

しかし、千代、いけ好かないです。
世間知らずの温室育ちで嫁いできた割りには、人の心を読んで、状況を掴むのが上手い。
気持ち悪いくらいに。
本心を押し隠して、夫を自分の思うとおりに動かす。
怖い女です。

と、悪口ばかり書きましたが、とっても読みやすいのです。
情景が次々と目に浮かんできて、気がつくとあっという間に読み終えていました。

0
2021年03月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

千代みたいな奥さん、ほしいな。

最初は、こんなに賢すぎたら、こっちのプライドがズタボロになるのでは、と思ったけど。
その賢さも、夫のために使っているのだと思うと、許容できる。

なぜ千代は、伊右衛門に尽くすのか。千代の魅力が見えても、いまいち伊右衛門の良さがみえてこないw
竜馬や劉邦など、世間的にはダメな奴でもリーダーになっていく人物とは違って、本当に運と奥さんのおかげで成り上がっているようにしか見えない。わろた。

情報収集、秀吉に仕えるよう仕向け、秀吉の城・小谷城の城下に住むようすすめ、馬を金10両で買い、自信を持たせるために夫を適度に褒める。こんなに自分を立ててくれる奥さんだったら、いいかも。

作中で、織田信長の凄さが語られている。尾張武士は日本最弱、それでも領土を拡大できたのは天才・信長と、地理的優位のおかげだ。

0
2016年04月07日

「歴史・時代」ランキング