あらすじ
妖精兵クトリ・ノタ・セニオリスは消滅し、ヴィレム・クメシュ二位技官は妖精兵ネフレンと共に闇に呑まれた。
物語は、終わったはずだった。――しかし。
ヴィレムは、見覚えのある部屋で目覚める。
「……おとー、さん?」語りかけるのは、すでに亡き存在の娘アルマリア。そして、かつての仲間ナヴルテリが伝える真界再想聖歌隊(トゥルー・ワールド)の真実。それは時の彼方に過ぎ去ったはずの終末の光景――。
夜闇の中、新たな《獣》が咆哮を上げる。
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500年間、死してはなかった?
死の際には肉体も消滅する黄金妖精だったのに、原形を留めない程に損傷しつつも遺体を残したクトリ。
妖精ではなくなっていたとナイグラートに診察されていたとはいえ、他に何か要因があったのかもと…?
クトリが地下で出会った氷棺姫が何者だったのか?
当初本巻を読み始めた際には、『悪魔による夢の中』というヴィレムの仮定が間違いで、クトリの魂と共にタイムリープしたのかとも想像していましたが、違いました。
アニメ版では描かれなかったパートなので、話の繋がりに少し混乱してしまい…
『ノフトが選ばれた聖剣・デスペラティオ』と『穿ち貫く二番目の獣(アウローラ)』
『緋色の髪の少女』と『地下で出会った氷棺姫』とクトリの関係とは?
『おかえり』を言わなかったアルマリア
『水晶像』の胸元の傷と、複雑な呪詛
『星神(ヴィジトルス)』とはそもそも何なのか?
謎が広がり…
アイセア、ノフト、ラーントルクは妖精倉庫に帰還する事は出来たみたいですが、ヴィレムは、そしてネフレンは?
クトリも肉体が消滅しなかった事に何か他の意味があるんじゃ?
頭の中を整理し直してから次巻を読まないと、混乱してしまいそうな予感…