あらすじ
かつて栄華を極めたブラーナ帝国は、いまや攻め滅ぼされる危機に直面していた。世継ぎの皇女アグライアは、援軍を頼むために北のフレンドル公国へ赴く。現在の最高権力者、前大公の嫡男ユーリは、ある条件つきで了承した。その条件とは、彼とアグライアが結婚すること――。ユーリの狙いはブラーナ帝国の併合か? 危ぶむアグライアに、彼はこう告げた。この婚約はいずれ解消する、と……。
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Posted by ブクログ
前巻の「黄金の都の癒し姫」の約500年後のお話だそうで、皇女エイレーネのブラーナ帝国が、かなり落ち目になっている状態です。
ブラーナ帝国の世継ぎの姫、アグライアが援軍を求めに北のフレンドル公国に行き、今回もやっぱり最初は嫌なヤツと思っていたけど、だんだん好きになるって話です。
黒髪黒目の王子が好きなんですけど、銀髪のユーリもかっこいー♪
こういう系統の顔が好きなんですよねぇ。私。
お話としては、前巻の母もすごかったけど、今回の母もすごいです。いやー、女女って感じで、怖い。
弟君も、最初からなんか怪しいと思ってたら、やっぱりな展開になりました。
リュドミラも最後生きてて欲しかったなぁ。こっそり助けられたとかで。で、文字も覚えて、アグライアのそばでりっぱな侍女に育ったところが見たかったです。あのシーンはちょっと切ない。
ハッピーエンドで終わるけど、やっぱり、もうちょっとラブ欲しいなぁ。アグライアの方はだんだんユーリに惹かれている様子が細かく書かれているんだけど、ユーリは、いつアグライアに惹かれてきたのか、よく分からないし、せっかくいい雰囲気になったときは、キスくらいしてほしいです。
次回に期待してます。
いつか、話の中に出てきた、アンティクレアとルキウスっていう二人の話も出てきたりして。