あらすじ
突然の結婚を言い渡された、ブラーナ帝国の皇女エイレーネ。相手は隣国ファスティマの若き王アルファディルだという。十五歳にもなれば覚悟はしていた政略結婚だが、まさか言葉も宗教も違う国だなんて……! けれど、少なくとも、皇后にいじめられる毎日からは解放されると思ったエイレーネは海を渡る。せつなく胸をしめつけるような恋と、思いがけない運命が待っているとも知らずに――。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
出会いは最悪、でもそのうちに相手のよさが分かってきて好きになるっていう、王道のお話でしたが、結構読みやすくて、さらっと読めました。
それにしても驚いたのは、後半ですね。
それまで全然出てこなかったエイレーネの母が、復讐心で生きてきて、壮絶な死に方をしたってところとか、真実を知った皇太后が、手のひらを返したようにエイレーネに近寄ってくるとか。
母二人、怖すぎです。
姉のグラケィアも、ちょっと何考えているのか分からない人でした。途中、アルファディルに気があるって話になるのかと思ってたら違ったし、エイレーネをかばっているのかどうなのかも?でした。ある意味公平な人なのかもしれませんけどね。
全体的にラブは少なめで、もうちょっとアルファディルとエイレーネの間のラブ話があったらよかったかもって思いましたが、軽く読めるシリーズもたまにはいいですね。