あらすじ
弟のように思っていた光太と、長い年月を経て付き合い始めた真人。
覚悟を決めて向かい合っているが、胸に溜まっていくのは…誰にも話せない重い感情だった。
そんな真人に気づき、光太は問う。
「俺の好きなとこ、言ってよ」
大人になった光太のまっすぐな眼差しに真人は…。
[相生結び]の二人のその後、真人の過去が描き下ろしも加えてたっぷり描かれた中編集。
心にしみる、とっておきの恋の続きどうぞご賞味ください。
《収録内容》
◆『相生結び 続』1~4話
◆描き下ろし8P
◆おまけ32P
感情タグBEST3
古びない作品
今から10年近く前のお話とは思えない新鮮度。連絡をとる手段がガラケーというところに時代を感じるけれど、これが普遍的という事だろうか。
続編とはいえ、前作の隙間を埋める様なお話も。
藤野さん。基本的に元カレ?元セフレ?という存在は地雷だけど、この人に限っては好意をもった稀有な存在。コウタが大人になるまで、マコさんの不安定さを支えてくれていたのかと思うと、藤野さんももう1人の家族なのかも。
家族
少しづつ家族を作っていく
当たり前にいた存在が突然いなくなる、恐さとせつなさを知っている二人
お互いを思いやる気持ちをいつまでも持ち続けていく
そうあって欲しい
続編というより補完かな
マコさんの過去や先代を想う様子の有匡も多く描かれる。マコさんの人生を理解するエピソードとなっているが、時間軸が行ったり来たりするので迷子になる方もいるかも。過去の男とのベッドシーンあり。しかし、意外にもこの過去の男がイイ男だった。追い縋らず、けれども好意は前面に出せる大人の男。
物語の終盤、髪を切った光太にときめくマコさんから、光太に対する気持ちは依存と執着で恋心ではなかったことが判明。恋愛とは別次元の深い愛情が根底にあることはわかるし、自然な流れとも思えるが…前巻で切り裂かれる想いで一緒に生きていく覚悟を決めたのに、一体!?となった。このエピソードがせめて前巻にあったらもっと萌えたなぁ。
一緒に生きていくことが穏やかに語られるしっとりとした空気感が染み入ります。相変わらず国語力が試されるモノローグは、どうぞBL脳を肥大化させてお読みになってみてください。
なんとも言えないこの空気感
お互いがお互いを変に思い合ってるが故に生まれる、奇妙な距離感、空気感。
このわかりにくい愛情表現と、自信のなさがこのお話のスパイス。
だから思いが伝わったときの幸福感はひとしおです。
もっと二人の続きが見たいな。
☆2
シャケが可愛いでも、こうたも大型わんコで…。だからこそ他の子を愛でない真人がもっと可愛い!いろいろ はっきりしない事の多いザクッとした終わりだけど…最後のあとがきが答えあわせみたいでよかったです
Posted by ブクログ
第四話の、光太の髪が短くなったくらいのことで光太を成人した男として意識しまくって「むずがゆい」と表現してるまこさん、こっちがむずがゆいです(笑)
「それって多分ときめいてるんだと思う(by光太)」
光太が有匡さんに「(まこさんを)絶対に幸せにします」って言ってるのを聞いちゃって、酔いも醒めて赤面してるまこさん。光太がまこさんのシャツのボタンを外すたびにお弁当のおかずが増えるまこさん。光太を放したくないから恋してないことを隠してたのに、髪切った光太に恋しちゃったまこさん。
これまでの話はこの第四話のためにあったのではと思うほど萌えが詰まってる最終話でした。
続編
やっぱりちょっと言葉足らずだったり分かりづらい部分ありますが、ゆっくり丁寧に読めばわかる。最初からもう一度ゆっくり読み返してみようと思います!
絵は好み
受けの過去の濡れ場はいらなかった。そんなにページ数いる?!萎えました。落ち着いた雰囲気の受けが案外小悪魔で甘ったれなのとかは過去じゃないほうで読みたかった。表紙のメインカップリングのイチャイチャは少なめなのに、過去の話あれこれ濡れ場とか見たくない。続刊読んで裏切られた感じ。一巻のあのコマだけで十分過去がわかるから必要ないと思う。過去のお相手のパティシエのケーキの話の無神経さでとても冷めた。受けが本当に攻めを好きなのかわからない。一巻だけ読んでればよかったなーとちょっと後悔。