あらすじ
三社祭の活気にまぎれて忍び寄る不穏な影。葵の笑顔の裏に秘められた過去を、栗田は垣間見てしまう。それは何人もの人生を狂わせた、重苦しいものだった。 栗田は思い悩む。葵との出会いはひょんなことから。それは和菓子がとりもつ乙な縁。だが、いまやかけがえのないものになっている。願わくはともに歩んでいきたい。それには囚われた過去から彼女を救わなければいけないと。 決意を新たにする栗田だが、まわりは放っておいてくれないようで。店には和菓子にまつわる奇妙な依頼が変わらず舞い込んでくる。はてさて今日の騒動は?
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Posted by ブクログ
ついに葵さんの過去が明かされました。そして、3巻から登場していた怪しい男の名前やその人との過去も明かされましたが、真実はまだ謎に包まれたままなので、次の5巻ではどうなるのでしょうか…
また、最後に少しだけ載っていたお話。あれは、彼の思いや真実を知る者は誰もいないのでしょうか? みんなずっと勘違いしたまま…?
登場人物みんなが和菓子を美味しそうに食べるし、相変わらず映像がなくても分かるくらい美味しそうな和菓子の描写をするから、バイト終わりの電車で食欲を刺激されて、ゴクリと喉を鳴らしながら読んでいました。
「水羊羹」のお話で出てくる敦さん、ずっと嫌な男だなあと思っていましたが、最後の見開きのページでなんだかちょっとだけ可愛く思えてしまいました笑
一瞬でしたが、普段よく電車で通るところが出てきたので嬉しかったです
Posted by ブクログ
栗田に新しく茶道をやってる友達ができ、その人話と、その人の家族の話と、富樫に迫る話の3編。
ラストの話では、更に葵さんの秘密が明かされた。
笑えるところも泣けるところもあって面白いが、やっぱり個人的に恋愛要素は要らないかな。
葵さんがThe・モテ女って感じちょっと気に入らない。
自作でラスト、富樫の件はどうなるのかな。
Posted by ブクログ
相変わらず、おいしそう。季節もぴったりで、こしあんを使った和菓子が食べたいなぁ。前回から、どう進展するのかと思ったが、またしても次回に続くという感じ。たった数日のことなない濃厚で、出てくる人間がキャラが濃くて面白い。こんな若い人がやっている正統派の和菓子屋さん、行ってみたいなぁ。次の巻で終わるとのこと。気になる葵さんの過去の精算と、ふたりの関係。
Posted by ブクログ
とうとう葵さんの過去がすべて明らかに。
大好きな、大切な和菓子職人の道を断たれ、憧れの人の命を失い、それでも尚、笑顔を完全には失くさなかった葵さんの強さと優しさに憧れる。
そんな葵さんだからこそ、栗くんが側で守ってあげられるとイイな。
そして、浅羽がイイ奴ー。栗田×浅羽、友情だなぁー。
今巻は「水饅頭」がよかった。
剣持母の子供を想う純粋な愛情に、心底感動した。
誰が何と言おうと、味方だと言ってもらえる母子の愛...ベタなのに、泣けたなぁー。
いや、ベタだからこそ、かな。
栗丸堂は「ベタだからこそ」の感動がイイんだよな。
Posted by ブクログ
妹より譲受本
今回は3~5をもらいました。
今回も和菓子で家族のこじれを直すような短編
葵さんの謎が大きく進展
栗田さんとは進展がほとんどなし。
次作で完結となるらしい。
Posted by ブクログ
4作目にして、ようやく葵さんの過去が!
きんつば、良かったなぁー
あのお店がもう一度頑張ろうとしてるってところが、とってもよかったー!
前回の感想にも書いたと思うけど、和菓子はやっぱり、くずもちが一番好き。