あらすじ
大変なのは卵を産んだ後――ペンギン舎で起きた奇跡とは? 水族館アクアパークの官民による共同事業化に向け作業を進めていた梶良平だが、大詰めの会議で計画は一転白紙撤回の危機に。一方、担当の吉崎に代わり急遽ペンギンの世話をすることになった嶋由香にも次々と困難が降りかかる。動物たちの命をつなぐ飼育員の奮闘の先に奇跡は起きるのか。そして、なかなか進展しない梶と由香の恋にも変化が――? 「水族館の飼育員ってどんな仕事?」日々の生活に時間を追われて埃をかぶった冒険心がページをめくるごとに蘇ります。身の回りのあたりまえがキラキラ輝いてくる一冊です。――松岡茉優(ドラマ「水族館ガール」主演)
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Posted by ブクログ
2018/1 18冊目(通算18冊目)。これまでのシリーズより、話のテーマ(ラッコの飼育水槽の問題、ペンギンの産卵の話、イルカの話)が多い。ただ、それぞれのページ数は少ないながらも、色々と知らない話が多く読んでいて非常にためになる。特に日本で生まれたペンギンが全て血統登録されているという点については非常に驚かされた。同種族配合による遺伝性疾患を防ぐためというが、それも含めて生き物の飼育について関係者が苦労されている部分は読んでいて頭が下がる思い。読んでいて非常に勉強になった。感想はこんなところです。