あらすじ
『イノベーションのジレンマ』『イノベーションへの解』に続く第三弾、最終章がついに完結!
本書は、ハーバード・ビジネススクールの看板教授のひとり、クリステンセン教授が、「イノベーション」という言葉を世に知らしめた『イノベーションのジレンマ』、イノベーション・マネジメントの新基準を示した『イノベーションへの解』などで展開してきた理論を、さまざまな業界に応用し、イノベーションがもたらす破壊を予見するための手法を示した画期的到達地点である。
具体的には業界全体の動向を判断するための理論的枠組みを提示し、ビジネスチャンスのありか、競争相手の実力、戦略的判断、非マーケット要因の見きわめ方を詳述し、業界全体の未来を見通すレンズを提示する。
実際に第二部では、教育、航空、半導体、医療、情報通信、そして海外でのイノベーションという、六つの非常に異なるトピックを分析し、イノベーションの理論が実際に役立つことを示す。
本書は新しい概念や枠組み(市場外の要因を分析するための動機づけ/能力の枠組みなど)を紹介してはいるが、理論構築に関する本ではない。理論を活用して、将来への洞察を得るための本なのだ。
※本電子書籍は同名出版物を底本として作成しました。記載内容は印刷出版当時のものです。
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Posted by ブクログ
イノベーションのジレンマ三部作のラスト
メモ
•破壊的イノベーションの理論
単純、安価、画期的
•破壊的イノベーションはローエンド型と新市場型の2種類ある
•変化のシグナル、競争のバトル、戦略的選択
•変化のシグナルを見つけるには
無消費者、満たされない顧客、過剰満足の顧客に着目する
•成功する新市場型破壊的イノベーション
財力やスキルがないため重要な用事をかたづけられなかった顧客に手頃な製品サービス提供し、用事を片付けられるようにする
顧客の行動や優先順位を変えなくても前から片付け用とした用事をより簡単に片付けられるようにする
•経営状況を把握する方法
資源 企業がもっているもの
プロセス 事業を行う方法
価値基準 優先順位付の基準
•非対称な動機づけを探す
絶対的な規模の差
ターゲット顧客の違い
既存とはかけ離れたビジネスモデル
•非対称なスキル
非対称が十分でなければ取り込みが自然な選択肢に
•戦略的選択 破壊の黒帯、バリューネットワーク、準備計画
新規参入企業が誤った準備計画を実行する
新規参入企業が既存企業と重複するバリューネットワークを構築し、既存企業が取り込みやすい道筋を作ってしまう
既存企業が破壊の黒帯をえて、自らに働く力を有利に活用する能力を身につける 破壊を推進するスピンアウト組織をつくるなど
•イノベーションの理論を使って業界の変化を予測する方法
変化のシグナルを探す 業界の環境変化や満たされない顧客課長、満足の顧客を新しい方法で獲得しようとしている企業を示唆するシグナルはないだろうか
競争のそのバトルを評価する。競合企業の経営状況を把握し、非対称性の剣と盾を持っている企業を探す。
破壊のプロセスを正しく実行できるチャンスを増やす。重要な戦略的選択に目を配る。
Posted by ブクログ
◆イノベーションの主要な概念
①破壊的イノベーションの理論
②資源・プロセス・価値基準の理論
③ジョブ理論
④バリューチェーン進化の理論
⑤経験の学校の理論
⑥創発的戦略の理論
⑦動機付け/能力の枠組み
◆概要
既存の企業と新規参入企業の社内外環境の違いから、既存企業がハイエンド向けの持続的イノベーションに囚われると同時に、新規参入企業が、ローエンド向けの破壊的イノベーションに取り組むのかを、更に航空機、教育、医療、通信、半導体業界の事例から、理論と対応指針を解説
◆考察
・組織の判断は資源・プロセス・価値基準に則って合理的になされるからこそ破壊的イノベーションが生まれるスキが生じてしまう。
・一見合理的な判断材料の中には、顧客の要求は考慮されないことが多い。
・エンジニアとして、①VC高度化、②剣と盾の追求、③ステークホルダーとの連携したビジネススキームの仕組みを作る力が求められる
・イノベーションとそれを具現化するためのバリューチェーンの高度化も必須。
・変化のシグナルを察知するだけでは片手落ち。それをスピーディに機会に変えることができる組織が生き残る。
◆第一歩
VC高度化のビジョンの具体化
Posted by ブクログ
「イノベーションのジレンマ」からはじまり、「イノベーションの解」と続き、それらのシリーズ最終巻となるのが本書。
「イノベーションのジレンマ」では破壊的イノベーションからどのようにして自身の身を守るか、そして「イノベーションの解」では、逆に破壊的イノベーションを使って、既存企業にいかにして戦いを挑めばいいのかが述べられていた。
本書では、外から業界全体や、その業界内で何が起きているのかを解析、そして予測するために、理論を用いる方法を詳しく解説しています。