あらすじ
全ての【虚軸(キャスト)】を消滅させて世界の統合を図ろうとする城島樹。その計画の核となった城島鏡と無限回廊(エターナル・アイドル)。彼らの企みを阻止するため、そして連れ去られた芹菜を奪還するため、ついに晶と硝子は反撃を開始する。しかし、偽物の晶という存在を憎悪する無限回廊は、既に次の一手を打っていた。無限回廊が待つ場所へ攻め込む晶と硝子。ふたりの留守をつき学校を襲う、新たな敵。それを迎え撃つ蜜や殊子たち――。二箇所で繰り広げられる戦いの中、思惑と策略が交差するその先に待ち受けるものは……!? ほのぼの×ダークな学園アクション・第7弾!
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Posted by ブクログ
殊子せんぱーいっ!!!!!
レジミルは毎度エピローグから始まる構成ですが、最後まで読んで、もう一度最初へ戻ったとき、どうしようもなくやるせない気持ちになった。
虚軸の消滅。本来世界にあるべきではない存在が消えるということは、世界が正しさを取り戻すということ。
「これから覚えてください」という硝子の姫へのセリフがとても胸に刺さりました。
そして、再登場の鴛野在亜。
弱者だからこそ大きな願望を持つし、願望に溺れやすいんだろう。
多くの人間は、向きは違えど彼女のような弱者であって、そういう意味では、彼女はそんな大多数の代表として、虚軸に狂わされていく、陰の主人公なんだろうな。
もう一つの見どころは、蜜のアンダーゲート開放(本気モード)
物理攻撃専門の普段とはある種真逆の力。一つの出自からまったく違う方向性へ発想を向けられるのかと驚きました。
だからって硝子のアンダーゲート開放といい、伴う犠牲がやっぱり大きすぎやしないか。