あらすじ
ふた月前に妊娠中毒症で女房を亡くした鞆吉は、残された四人の子供を立派に育ててみせると誓ったはずが、蒲団にくるまって泣いてばかり。そんな姿に業を煮やした産婆のお辰だったが、町医者の杉下幽斎は鞆吉が肝の臓を患っているのではないかと疑いを抱く。一方、幽々庵の代脈美馬龍作に縁談話が持ち上がり……。感動の書き下ろし時代小説第五弾。
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Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
女房のおやすを亡くしたばかりの鞆吉が肝の臓を患い、施薬院幽々庵に運ばれてきた。鞆吉の子供四人を預かることになったお辰は、俄かに手狭になった養護院草の実荘の現状を目の当たりにし、ある思いを巡らせていた。一方、幽々庵の代脈美馬龍作に縁談話が持ち上がったのだが…。命の儚さ、市井に生きる人々の心の通い合いを細やかに描く書き下ろし時代小説、好評シリーズ第五弾。
4月29日~5月2日