あらすじ
水茶屋の女と湯治に行ったという信三郎の不在中、母・香澄がならず者に襲われる。母を放って女に現を抜かす信三郎に呆れた逸馬だが、実は南町奉行所の詮議間違いを探索するための方便だったと知り、共に真相解明に乗り出す。紙漉職人・染吉の罪は晴れるのか。核心に迫る逸馬に横槍が入る。シリーズ第7弾!(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
NHKのテレビで見た記憶から読み始めてみる。記録からすると3,6巻は読んでいるようであるが、少しテレビとごっちゃになっているようである。
水野の改革に絡む、遠山北町奉行と鳥居南町奉行の対立の中、藤堂逸馬吟味方与力が幼馴染の二人と女二人に助けられながら、主として、幕府内部の悪事をも暴いていく展開のようである。
本巻は7巻目にあたり、そろそろ水野老中と鳥居の対立が始まったころか。
本巻もそうであるが、どうも鳥居サイドが強引過ぎて気になる。それと水野老中がどうしようもなく感じられる。
変に背景を考えずに読めば、背後にどうしようもない巨大な悪がいて、それに立ち向かう正義の若者、このパターンでいいかも?