あらすじ
『広川』一派のテリトリーを侵した新一&ミギーに襲い掛かる刺客。それは一つの身体に複数の寄生生物を宿した未知の敵だった!かつてない強敵に、新一とミギーは苦戦を強いられる。新一とミギーは生きて逃れることが出来るか――!?一方、寄生生物からは手を引いていた探偵・倉森に『広川』一派の魔の手が迫る!「でも…ドロボーでしょ?」「そうだよ」
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宇宙人同士の殺し合いが増えてきて、なんだか人間みたい。
一方的過ぎるよりも力が拮抗してるので、アクションが楽しいです。
名シーン多すぎる
今回は特に印象的なシーンが多い巻です。
特に田村さんと寄生生物3体の戦闘は見ものです。
戦略的面白さ、キャラクターとしての面白さ、台詞・演出の面白さ
全て詰まっています。
Posted by ブクログ
新一は密かにパラサイトを一体一体倒していくことを考えている。しかしそれをミギーにいうことはできない。ミギーは自己の生存にのみ関心があり、降りかかった火の粉なら払うが、こちらから危険を冒してまでパラサイトを殺害に出かけるようなことはしないからである。
「広川」市長らパラサイト集団では、しかしパラサイトに対する殺傷能力を示した新一たちを危険視する意見が出される。興味深いサンプルとして観察継続を示唆する「田宮良子」に反して、新一に刺客を送り込むことになる。
第7巻は最後から2番目の戦闘クライマックスといえるだろう。
新一にとっては最後の戦いの前哨戦である。パラサイトは通常人間の頭部に置き換わっているのだが、送り込まれた刺客とは、さらに四肢それぞれにパラサイトが寄生しているという実験的な個体「三木」である。通常は頭部を武器化して戦うパラサイトだが、「三木」は四肢を武器化して戦うことができるのだ。その圧倒的な力に対して、問題は四肢の制御であり、そこを突いて新一たちは辛うじて勝利を収めるが、もっと完全な個体「後藤」との戦いはあとに持ち越される。
他方、「田宮良子」を危険視した「広川」グループの三個体が「田宮良子」を粛清にかかるというのがもうひとつのクライマックス。「田宮良子」は「三木」や「後藤」とは別の見事な戦いぶりを示すのだ。
Posted by ブクログ
だんだん知性をもって嘘が上手くなってるミギーが怖い……
あと田宮玲子の知性が光ってヤバイ。
こういう頭脳戦、大好き!!
寄生獣は何のために生まれてきたのか……
その答えは果たしてなんだろうか。
Posted by ブクログ
僕はこの『寄生獣』は、漫画として最も完成されている作品のひとつだと、何度読み返してもその度に思うわけです。エンターテイメントとしての恐怖系要素と社会に向けた環境問題に対する警告と人間の成長を、これほどまでにうまくまとめあげた作品が他にあるでしょうか。
その中には人間の弱さや醜さ、命のはかなさといったメッセージも介在し、ただ事ではないです。そして、ミギーがところどころで見せる可愛さと優しさの虜です(笑)。
Posted by ブクログ
宿主である高校生のシンイチと、彼の右手に寄生したミギーが、人を喰らう寄生獣たちと闘うホラーバトル第七巻。
シンイチを襲う強力な寄生獣。果たして生き延びることができるのか。一方、寄生獣に家族を殺された探偵の倉森は復讐を決意する。そして対する寄生獣側にも亀裂が。
シンイチ、田村それぞれの特色あるバトルが繰り広げられる一巻。私刑に感動すら覚えると語る田村の思索はどんな実を結ぶのか。