【感想・ネタバレ】失われた時を求めて 1~第一篇「スワン家のほうへI」~のレビュー

あらすじ

色彩感あふれる自然描写、深みと立体感に満ちた人物造型、連鎖する譬喩……深い思索と感覚的表現のみごとさで20世紀最高の文学と評される本作が、豊潤で絢爛たる新訳でついに登場。第1巻では、語り手の幼年時代が夢幻的な記憶とともに語られる。プルーストのみずみずしい世界が甦る!〈全14巻〉

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私(語り手)の幼少期から物語が始まり、美しい風景描写、当時の貴族社会の人間模様、それらが語り手の世界のあちこちに漂っていてそれが順序関係なく語られていきます。

形式に慣れるのに時間がかかりました(´∀`)文章一つ一つは長いものの訳文は読みやすいです。訳者さんが粉骨砕身されたことがうかがえます。

内容を追っていくのではなく、内容に揺蕩うように読む、が正解なのかな。優雅な読書。

1つの出来事が起こると語り手はそこからどんどん自分の中の想い出を語っていきますが、私たちが読書中に「ああ、こんなこと私にもあったな。」と想起することに似ている気がします。

有名なマドレーヌのくだりはP116~P122です。一度やってみようと思います( *´艸`)

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2021年10月24日

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