あらすじ
溌剌とした知性を持つエリザベスと温和な姉ジェインは、近所に越してきた裕福で朗らかな青年紳士ビングリーとその友人ダーシーと知り合いになる。エリザベスは、ダーシーの高慢な態度に反感を抱き、彼が幼なじみにひどい仕打ちをしたと聞き及び、彼への嫌悪感を募らせるが……。緻密な構成と秀逸な人物造形、迫力あるドラマがダイナミックかつ繊細に描かれる。躍動感あふれる新訳!
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Posted by ブクログ
タイトルだけはずっと知ってていつか読み終わりたいと思ってた作品。なかなか頭に入らず、かくなる上はとBBCのドラマを先に観ました。風景も衣装も、本当に素晴らしいドラマだった。
ドラマのキャストを思い浮かべながら読んだからすごくしっくりきた(逆だったら文句たらたらだったのかも? 原作にしかないシーンもあるし)。
好きなシーンは〝ダーシーと偶然外で出会わないようにするため、わざわざリジーが自分のお気に入りの場所を伝えたのに、なぜかダーシーはその場所へやってくる〟ところと、ダーシーが振られて「もうけっこうです、あなたの気持ちはよくわかりました」のところ。
恋愛してるなあと思った。
Posted by ブクログ
いいところで下巻に続く!!!
早く続きがよみたい!!
ダーシーがエリザベスへの想いを抑えられなくなっていきなりベラベラ告白しだすシーンがめちゃくちゃ面白かった
ダーシー、なかなか性格終わってるけど人を見る目はあるよね
ダーシー視点でも読んでみたい
女性が家柄のいい人のところに嫁いで将来の安泰を得ていた時代に、自分の気持ちに正直に生きるエリザベスはかっこいいな
エリザベスとリディアの家族愛も強くて泣ける
それぞれ自分の生き方があってそれを理解しあってる感じ
前の作品だけど、現代の女性と価値観の近い女性が主人公だからすごいな
Posted by ブクログ
以前、院の先生に授業でお薦めされてました。
さすが先生。面白いー。
少女小説の最上級版って感じ?(褒めています)
身内のマイナス面をどろどろとかつシビアに描くところがいい。
オースティンすごいやー
下巻も読みましたよ。
Posted by ブクログ
ブリジットジョーンズの新作が公開するそうなので、
今がチャンスと思い、重たい腰を上げて読みました!
冒頭から飛ばしていて、ほんとに古典ですか?
新作ですって言われても納得するくらい今でも当てはまるよね?と
ひきこまれてしまいました(笑)
ミスターダーシーが、マークとかぶるかぶる~
コリンファース渋くてかっこいいですよね
ツンデレもえきゅん
すこし残念だったのが
妹ちゃんやママが完全恥ずべき人間として書かれているところ。
ダメなんだけど憎めない、愛すべきダメキャラとして描かれていたら完璧なラブコメなのになーと。
映画見てみよー!
Posted by ブクログ
辻村深月さんの傲慢と善良を2019年に読んでからずーっと読んでみたいと思っていて、でも、200年以上前のイギリス文学・・・私に読みこなせる?と躊躇すること早6年。(長っ)
そんな時インスタのフォロワーさんのレビューを読み、背中を押されてようやく手に取りました!
心配は杞憂に終わり、とても楽しく読み進めることが出来ました~
結婚適齢期の娘達が住む町に、身分も高くお金持ちの独身男性が越してきて・・・という恋愛物語です。。
主人公の母親は身分と金で人を判断する、そしてそれを大っぴらに口にする下品な人。
父は事なかれ主義。
娘たちは、美人で上品で優しく慎ましやかな長女、才知あふれる次女(この子が主人公ね)、ウンチク好きな真面目っ子の三女、染まりやすい四女、ふらふらチャラチャラ女子の五女と個性豊か。
その他にも、結婚を100%打算で選んだ親友や、身分や名誉のために人の恋路を邪魔する人、地位の高さにひれ伏す人などがコミカルに描かれていて、こう紹介しただけでも現代人も魅かれるキャスト&設定でしょ。
私の若い時は合コンが全盛期だったし、3高(高学歴、高収入、高身長)がモテの条件だったりしたので(笑)、毎週のように行われる舞踏会、地位や身分・財産・両親の出自などが評価基準、などは、私の若い頃の価値基準そのまんまで笑えました。
上巻のラストは衝撃的なお手紙で終わるので、下巻が気になって仕方ありません。。
Posted by ブクログ
偏見にとらわれていると、いろいろなものが見えなくなってしまうのがリアル。
ダーシーを嫌なやつだと決めつけて読んでいるとそうとしか思えないのに、実は誠実なやつだということを知ったうえで読むと、そういうふうに思えるのがすごい。
Posted by ブクログ
≪内容覚書≫
19世紀イギリスの作品。
ユーモアと知性のある女性、エリザベス。
大人しく優しい、ジェイン。
お隣に越してきた、ミスタ・ビングリー。
その友人のミスタ・ダーシー。
すれ違う4人の恋模様を
イギリス特有の皮肉を交えて描いた作品。
高慢で偏見を持っているのは、誰なのか。
≪感想≫
さすがイギリス…!って感じの皮肉と、
少女漫画の王道のようなすれ違いの恋愛が、
見事にはまった作品だと思った。
スパイスと甘さが奏でる見事なハーモニー(笑)
新訳のおかげか、古い作品であるにも関わらず、スラスラ読めた。
昔ならではの奥ゆかしさのある訳も、それはそれで楽しいが、
現代に近づけた訳で楽しむの良いと思った。
新訳はちょっと避けていたけれど、今後も利用しようと思った。
翻訳されたものは、訳者さんによって、
微妙な違いを楽しめるので、
一度で何度もおいしい作品だと思う。
中野好夫訳、中野康司訳と名訳とされている様子なので、
そちらもぜひ読んでみたいと思う。
内容感想は下巻の方で。