【感想・ネタバレ】ピエドラ川のほとりで私は泣いたのレビュー

あらすじ

ピラールのもとに、ある日幼なじみの男性から手紙が届く。久々に再会した彼から愛を告白され戸惑うピラール。しかし修道士でヒーラーでもある彼と旅するうちに、彼女は真実の愛を発見する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

カトリックの世界観が色濃く出ていて、私には少し読みづらかったのですが、”愛”を目の前にした女性の恐れとまどい、葛藤が十分に伝わってくる作品です。
序盤は、ピラールと彼はただ、幼馴染というだけで、そう深いつながりがあるとも思えず、いきなり彼が現れて心を乱されたと言う印象で読み進めていきました。けれど、彼の気持ちに手探りで応えていく過程で、次第に愛を受け入れていきます。
最後の場面の前に、お互いを思った恋人がそれぞれプレゼントにと女性が髪を売って金時計鎖を、男性が金時計を売ってと髪飾りを贈る話が出てくるのですが、その部分を読む前からこの逸話が思い浮かぶような、そういう”愛の本質”がひしひしと伝わってくるお話でした。

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2011年07月18日

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