【感想・ネタバレ】十三の呪 死相学探偵1のレビュー

あらすじ

他人に現れた死相が見える弦矢俊一郎。大学卒業以後、神保町で探偵事務所を始めた彼の元に、初めての依頼人が訪れる。だが、アイドル顔負けの彼女には死の影は全く見つけられず……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ホラーミステリーなのですが、ミステリーの要素が多め!
二段階になっているところが楽しかった。
ずっと読みたかったシリーズ、読めて嬉しい。

おばあちゃんがなかなかいいキャラ。電話越しじゃなく生身で登場するとこがたくさん見たい。

僕にゃんは、2巻から期待かな?

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2021年04月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死相から事件の全貌を推理していく死相学探偵の一作目。
探偵としての最初の事件だからか、主人公の無愛想さ、不調法さが物凄い。
事件としては家族全員に同じ死相が見えている一家が次々と死んでいく連続殺人(?)事件である。
しかし死因は呪いによる心不全であり、ハウダニットは存在しない。
普通のミステリーなら呪いなどはなくトリックを用いた人為的な殺人であることを探偵が突き止める、ホラーからミステリーへと転換するパターンが多いが、この作品の探偵はホラーをミステリーに変換せず、ホラーはホラーとして受け止める。呪いは呪いであるとそのまま受け入れ、ではなぜ呪いがかけられているのか、一家の呪いは共通のものなのか、どうやったら呪いから逃れられるのかを推理していくホラーをミステリーの土台として使う作品である。
家から出てホテルに泊まっても呪いからは逃れられないため、ある意味ではクローズドサークルである。
しかし、手段はホラーでも呪ったのは人間の意思である以上、動機は極めて人間臭い、ミステリーの王道とも言えるものであった。
コテコテのミステリーとホラーの組み合わせは中々面白かった。

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2019年12月08日

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