あらすじ
人は何でもすぐ悔いる。俺はもう一生、後悔はしないと誓うぞ――。自省と克己に励む手負いの武蔵。その行く手には、過去の因縁から深い怨嗟を秘め抱く鎖鎌使いの宍戸梅軒、一門の名を賭けて復讐を誓う吉岡清十郎、そして一門きっての荒くれ者・伝七郎ら難敵が、次々に立ちはだかる! 孤独に戦う武蔵をめぐる、お通と朱実の恋の行方は――。他方、小次郎になりすました又八は本物の小次郎と対決!? それぞれの命懸けの想い轟き怨憎哀楽、起回転の第三巻。
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Posted by ブクログ
三巻もおもしろかった。
又八、少し同情とかあったけど、とてつもなくクズすぎてもはや敵視するようなった。
杉婆のとこ行ったおつうはどうなったのか気になる。
小次郎のキャラが最初の時とかなり変わっていって怖い。
ここまで読んで、バガボンドってだいぶオリジナル要素強めなんだと再認。
Posted by ブクログ
第一巻、第二巻と比べて恋愛要素の強い第三巻であった。ヒロインのお通が死を覚悟する程、主人公武蔵のことが好きだと伝えるシーンは鳥肌が立つほど臨場感あふれるものだった。お通の恋心の描写はとてもリアルで読んでいて面白いが、もし自分がお通のような女性に好意を持たれる機会があったとしても私は少し距離を置いてしまうかもしれない。もちろん彼女の一途な愛を貫く姿勢は魅力的だが、私はお互いに刺激し合って向上しあえるパートナーが理想だと考えているためお通のような少々依存気質のある女性は自分には相性が良くないと思った。小説中の様々なシチュエーションで自分ならばどうするかと登場人物を自分に置き換えてみると、本書をより楽しめると思った。
Posted by ブクログ
剣の道を究めるべく苦闘する宮本武蔵。その彼を恋い慕う朱美、お通や、師匠を慕い、天真爛漫たる城太郎らの純粋な心が対象的に描かれる。彼女たちの思いには共感し、応援したくなるものも多い。それ故に、そういったものから解脱し、求道する武蔵の生きる人生の困難さが一層険しいものとして感じられる。
対象的に―といえば、どうにもいけ好かない冷血漢のように描かれる佐々木小次郎、宮本武蔵に影響を与える本阿弥光悦、そして吉岡兄弟と、主人公宮本武蔵以外の登場人物の物語もしっかり描かれており、本巻も読み応えがあるものであった。
Posted by ブクログ
バガボンドの連載が止まったので原作と言えるこの本を読んだ。
井上雄彦さんの絵のタッチのまま読み通せた。
この本の世界観を忠実に描いているなぁと感心すると同時に、井上さんのメガネを通してしか観られなくなってしまったのがもったいない気もした。
「五輪書」と併せて読むと、より深く宮本武蔵の強さの秘訣に、身震いするような研ぎ澄まされた感覚に近づけると思う。
まぁ、知る、見る、近づくと、実践するのとではファンとプロのスポーツ選手くらいの大きな隔たりはあるわけだけど。
Posted by ブクログ
ええー あの因縁がここででてくるのー!?という伏線が良い。
しかし、武蔵以外の話が長くなってきて、若干飽きた…
佐々木小次郎は鼻高々だし、城太郎はガキだし、お通さんもなんかアレだし。…乙女じゃなくなったからかい?
朱美のすぐホイホイ男についてっちゃうところもなんかなー。
平行して読んでる司馬遼太郎の方が…ゲフンゲフン